キャッシュフローコーチ®の丸山です。
今回は社長のお困りごとである、お金と人の
解決策をご紹介します。

その前に社長のお困りごとTOP3を言語化します。

1.会社のお金の流れが漠然として、先が見通せてないストレス

2.社長と社員の立場の違いからくる危機感のズレでイライラしている

3.次のワクワクするビジョンが見えずブレる(10年周期で訪れる)

 

こんな感じではないでしょうか?

もし、これを読んでいる読者が似たようなお困りごとを
抱えておられるならば、実践すれば1と2はご自身で
解決できますので楽しみにしてください。

 

赤字会社のお金のブロックパズル

下の図をご覧ください。

これは稼いだ粗利以上に固定費が掛かっている赤字会社の
お金のブロックパズルです。

下に出っ張っている面積の部分が赤字(損失)ですね。
損失額は10です。

お金の入りと出のバランスが崩れたいびつな図です。

あなたならどう経営改善しますか?

一つずつ見て行きましょう。

モデル業種は製造業とします。

1.粗利率

図では40%です。
製造業は標準が40~50%程度なので少し低い感じがします。

2.労働分配率

70%と高率です。
オートメーション化されているならば、ここは大幅に落とす
必要があります。

ただ、安易に給料を下げる、人員削減ではモチベーションが下がる、
規模が縮小するだけとなりますので、原因を掴む必要があります。

3.キャッシュフロー

今回のブログでは詳しく触れませんが、製造業の場合
機械設備等で借入しているはずです。

利益が出て、そこから返済出来る様になるので、このままでは
定期預金を取り崩すか、現預金が減少して行く事になり、
いずれ立ち行かなくなります。

お金のブロックパズルで赤字脱却に立ち向う着眼点

お金のブロックパズルで赤字を表しているので
分かりやすいかと思いますが、もし決算書だけで
経営改善しようとしたらどうでしょうか?

どこに着眼するか分かりにくいですよね。

ここで多くの社長が間違うのは、決算書を作ってくれている
税理士にどうしたらいいのか聞く事です。

(誤解の無いように前置きしますが、税理士は
納税業務のために世の中に必要な職業です)

実際私が社長から聞いた税理士からのアドバイスは
次のようなものがありました。

・社長の報酬を下げなさい

・経費カット

・売上倍増策

間違ってはいませんが、断片的で上手くいく気がしません。

税務(過去)会計では無理もありませんね。

管理(未来)会計のキャッシュフローコーチは
お金のブロックパズルを使って全方位的に無理なく
改善策を社長と一緒に考えます。

一つずつ見て行きましょう。

効果的なのは、このような状況下、社員の協力が必要な場合
お金のブロックパズルを使ってザックリな数字で経営数字を
公開したほうがいいです。

社員は公開しない限り、経営情報を知りません。
毎年当たり前に給料が上がり、ボーナスが出ると思ってます。

1.売上

「売上上げよう!」と掛け声だけでは上がりませんね。

特に社員は頭で理解しても行動にどう移したらいいか
個々人でバラバラです。

この場合、売上を分解すればいいんです。

売上=客数×客単価×リピート(購入頻度)

このどれか、または全部を上げればいいんです。

仮に3%ずつあげるとしましょう。
売上は100から109に増えます。

2.変動費

製造業ですから、購入部品費や材料費、外注加工費などが
変動費です。

ここは品目毎にどこにメスをいれられるのか
社員とディスカッションしてみましょう。

確認すると、何十年も同じ仕入先から購入している
部品や材料は相見積をとって安くなる可能性があります。

またミス(不良率)の改善やムダな在庫を買わず、
ジャストインタイム生産するにはどうしたらいいか
対策をするのも手だと思います。

ここでは
仕入の変動費ダウン1%
ミスの予防1%
在庫抑制1%

合計3%の効果を目標とすると
変動費は60から58.2に低減します。

3.粗利率

売上分解による効果9%、変動費ダウン3%のダブル効果で
売上109 変動費58.2で粗利が40から50.8に
向上します。

率で40%から47%。

業界標準の良い方に位置します。

固定費が現状50なので、このままでも
0.8の利益となりますが、ちょっと心もとないですよね。

4.人件費

最初に触れた労働分配率70%は粗利率向上で55%まで
落ちますが、もう少し見直します。

例えば、

不良率見直しで客先へ納品の見直し、社内在庫の見直しが
無くなりムダな残業が減る。

効率的な生産でムダな生産が減れば残業時間が減る。

これらが慢性的で残業はおろか休出出勤もしている会社が
ごまんとあるんです。

これら、ムダな作業により社員も望まない残業や休出を
1だけ減らし28から27にします。

労働分配率は53%まで落ちます。

5.その他の経費

ここはなかなか下げる幅が少ないかと思いますが
少しでも下げる余地があれば見直しましょう。

ここは利益に直結しますからね。

製造業なので、機械設備を1日中動かしてますよね。
結構な電力を使いませんか?

今は電力の自由化で電力会社を変更するだけで
1~2割電気代が下がります。

先程のムダな残業や休出ゼロ化を推進すれば
合わせ技で相当な電気代が浮いて環境にも優しいですね。

ここも低減目標1して、22から21にします。

6.利益

売上分解による売上増と変動費ダウン、及び
労働分配率とその他経費ダウンで利益は2.8が
目標として描けます。

赤字を出していれば、税金は免除(ココこそ税理士さんに聞いてください)
されるますので、丸々返済に充てられます。

お金のブロックパズルを使って全方位的に少しずつ
対策を打てばこのような事が簡単に描けるようになります。

お金のブロックパズルは最強の組織図です

赤字会社がお金のブロックパズルを使って見事
黒字化するストーリーを描きました。

これらをスピード感持って実践すれば、目に見えて
経営改善するはずです。

しかし、落とし穴もあります。

それは社長が独りで実行する事です。

1人社長ならまだしも、社員がいる場合共に改善すれば、
月を追うごとに「やったね」「出来たね」と共感が生まれます。

これをお金のブロックパズルに組織化した役割を視える化
すれば、社員もモチベーション高くなるはずです。

1.売上を上げる役割分担

売上=客数×客単価×リピート(購入頻度)の
どれか、又は全部を上げるとご紹介しました。

客数=営業部  客単価=商品開発部 リピート=サービス部
このように役割分担が出来るのではないでしょうか?

2.変動費ダウンの役割分担

先に書いた変動費ダウンも下記の様に可能となります。

仕入の変動費ダウン=購買部 ミスの予防=品質保証部
在庫抑制=生産管理部

3.人件費(労働分配率の適正化)の役割分担

ここは効率化でしたよね。ムダな残業や出張を防ぐ。
人員配置の見直しでもいいと思います。

ここは人事部に担当してもらいましょう。

4.その他の経費見直しの役割分担

一般経費を集約している経理部に担当してもらいます。

5.利益

そしてここは社長が責任を持つところですよね。

逆に言うと、これだけ組織化できれば社長が頭を切り替えて
走り回らなくても、分散化出来ます。

 

これは正に社長にかかるエネルギーの省エネ化と言えます。

 

*********************編集後記************************

お金のブロックパズルを使えば、赤字会社も黒字化する
ストーリーが描けるようになります。

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産省認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けを行いビジョン実現の後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。