あなたの会社のお金の流れ(キャッシュフロー)は
どんな感じでしょうか?

会社にいくらお金が残っているか常に把握していますか?

会社のお金の流れを明確化している会社はキャッシュフロー経営
不明確な会社はドンブリ経営と言います。

難しい財務諸表など読み解けなくても、冒頭の図にする事で
ザックリ会社のお金の流れが見渡せて、何を買っていいのか?
ダメなのか? 判断基準を持てる事になります。

これは我々キャッシュフローコーチⓇがクライアントへ提供する
お金のブロックパズル」です。

決算書から図への経営数字を転記する方法は割愛しますので、
詳しくは、最下段の「お金のブロックパズル 無料セミナー」で
学べますので、そちらで身に付けてくださいね。

それでは代表的な会社の4パターンを解説します。

さて、あなたの会社はどのパターンでしょうか?

その1 返済可能な利益が出ている
「ラクラク返済・利益タイプ」

Aの図をご覧ください。
銀行への返済額が利益の範囲内となっています。

これは会社にお金がしっかり残っている状態ですね。
この状態は、次へのビジョン実現のために再投資するお金が
確保されています。

また万一の時(取引先の急な倒産や自然災害)にも
一定期間固定費を支払う事が出来、急場をしのぐ事が可能となります。

再投資を銀行から借入する場合、銀行員から決算書の提出を求められますが
銀行員はココを決算書から読み解き、融資後の返済能力を見ているのですね。

この図が頭に入っていれば、銀行との交渉が有利に運べ、優遇金利で
融資を受ける事も可能となります。

この状態は、適正な粗利を上げ、固定費構造となっている
「お金の入りと出がバランスのとれた経営状態」と言えます。

その2 利益は出ているが返済するには不十分な
「返済大変・利益タイプ」

 

次はBの図です。
これはAとは逆なパターンです。

返済>利益となってしまっています。

この原因は、2つあります。
1つは、従来はAのパターンであったが売上低迷か、
熾烈な値下げ競争に巻き込まれ、粗利が減少し利益が目減りした場合です。

ですから粗利が減少した原因を冷静につきとめ打ち手を考える事が
急務です。

2つ目は、開業間もない時に見られる現象です。
例えば歯科医院は、開業時に設備投資が5千万円位かかります。

しかも開業間もない頃は患者さんも、意図した人数を確保できない場合が
多いです。

粗利がしっかり稼げる業種ならば、客数を増やす打ち手を考えましょう。

どちらにしても、この場合は預貯金を切り崩して、
返済に充てる等の策が利益>返済になるまで必要です。

 

その3 粗利<固定費(人件費が過剰)で赤字
「人材重宝」タイプ

 

次から「赤字」のタイプです。

Cの図を見てください。
固定費が粗利より多く、下に出っ張っています。

固定費は通常、人件費とその他の経費に二分して考えます。
この場合は、「人件費」が過剰となっている状態です。

これも原因は2つ考えられます。

1つは、社長が気前よく社員に給料やボーナスを払ってしまう場合。

その事自身は決して悪い事ではありませんが、
最終的に会社のお金がいくら残っているか、わからないドンブリ経営状態で
一時の成功や感情に流され、還元してしまうパターンです。

ボーナスならまだしも、一旦上げた給料はなかなか下げられませんからね。

2つ目は、給料やボーナスは世間相場並みであるが、余剰人員がいる場合です。
人が余った状態と言えます。

この場合の対策は、その人員でいかに粗利を稼ぐ事を急ぐ必要があります。

図からお分かりの様に、粗利が固定費と利益に分配しています。
ですから粗利を増やすと、その分分配可能なお金が増えますね。

そうすると、下に出っ張った赤字の部分が減少します。

その4 粗利<固定費(主に設備が過剰)で赤字
「消費過剰」タイプ

最後にDのパターンです。
この場合はCとは逆で人件費は適正だが、その他の経費が過剰な場合。

これもドンブリ経営の社長が陥る罠の典型的なパターンです。
例えば、お金の入りと出のバランスを考えずに、六本木ヒルズのような
ビルに事務所を借りてしまう場合がありますね。

毎月垂れ流し的に家賃が消えていきます。
当面改善の見込みがない場合、「経営スタイルの見直し」が
必要となります。

勇気がいるかもしれませんが、そんな悠長な事はいってられません。
思い切って、家賃が粗利の範囲内で収まる場所に引っ越す事ですね。

翌月からキャッシュフローが改善します。

CとDのパターンで、もし返済があり預貯金でも補完出来ない場合、
抜本的な「経営改善計画」を立て、銀行に返済を待ってもらう
「リスケジューリング」が必要となってきます。

返済を待ってもらい、次に収支トントンにし、利益が出る状態に
持っていく事が必要となります。

国内の会社の約7割が赤字と言われる中、その中身を俯瞰してみる事で
対策の方法やスピード感が変わってきます。

黒字であれ、赤字であれ「お金のブロックパズル」を使って
あなたの会社のお金の流れを月1回は俯瞰して見る事をお勧めします。

その習慣が身につけば、お金で困る事から解放される確率が高まります。

社長お独りでやられても良いし、キャッシュフローコーチⓇと
二人三脚でやられても良いと思います。

どちらが理想の状態に早くたどり着くでしょうか?

◎本日の問いかけ

あなたは月1回、会社のお金の流れを俯瞰して見る習慣がありますか?

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産省認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けを行いビジョン実現の後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。