必要になった時あなたならどうしますか?
中小企業の若い2代目社長が
初めて銀行融資を受けるまでの
道のりをストーリー仕立てで
毎週月・水・金曜日に公開します。
内容はフィクションで実在する話ではありません。
中小企業向け金融検査マニュアルにおける
「格付制度」とは?
静密金属加工会社を経営する2代目社長 三上隆(45歳)は
B信用金庫に3,000万円の融資を初めて申し入れ、
担当行員の努力もあり何とか融資実行を成功させ
且つ元請けA社からも、次期燃料電池用の
金属パーツの受注にも成功しました。
またB信用金庫1行だった銀行取引を
第2地銀のC銀行とも取引開始に成功しました。
両行に「事業計画書」の説明と月1回の進捗状況説明も
開始し良好な関係を構築する事が出来ました。
銀行と関係性を構築し、会話の中から聞いた
「格付け」とは?
自社はどんな各付けなのか?
【解説】
ここまでの流れを「資金調達に強い」経営士 丸山が解説をします。
◎金融庁の「金融検査マニュアル」では金融機関に2年に一回
融資先の「格付け」を自己査定により実施させています。
この格付けを「債務者」区分と呼び、以下の様になります。
債務者区分 融資
①正常先 可能
②要注意先 一定の努力で可能
*要管理先(3ヶ月返済延滞) 難しい
③破綻懸念先 不可能
④実質破綻先 不可能
⑤破綻先 不可能
これは決算書を基に格付けされますが、多くの中小企業は
節税のため損益計算書上で利益が出ていない様に
(または少額)意図的にしてあるので多くは
「要注意先」の格付けです。
ですから、取引金融機関があなたの会社をどう格付けしているか?
現状を確認する事から始まります。
これも銀行と関係性を構築出来れば聞き出す事は可能ですし、
例えリスケをして「要管理先」に各付けされていても
要注意先や正常に格付けを上げる事も可能です。
それは何度もブログに書いているように
自社の情報を事業計画書にて積極的に開示し
且つ進捗を月次報告する事です。
それが出来れば
「資金繰りの悩みから解放され本業にアクセルを踏み込めます」
次回も銀行融資に必要な考え方や準備をお届けします。
お楽しみに!!
○今日の問い
あなたは取引銀行から格付けされている事を知っていますか?
今回もお読み頂きありがとうございます。
○ご意見、ご質問受け付けています。
日本キャッシュフローコーチ協会のオフィシャルサイトはこちら
「資金調達に強い」丸山は登録NO.122です
http://www.jcfca.com/
投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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