○本シリーズは毎週月曜 金曜日に配信しています。

 

あなたの信念は何ですか?
従業員にも分かる様に言葉化されてますか?

 

信念と言う言葉を分解してみよう!

 

「信念」とは「人が言う今の心」と書きます。

 

漢字は良く出来たものだと感心しますね。

 

あなたが起業した理由、すなわち従業員や社会への想いと言った

 

あなたの哲学を言葉化する必要があります。

 

それは、経営理念として置き換える事になります。

経営理念はいわば会社の憲法みたいなものですから

 

すべての判断基準となります。

 

当然、従業員の個人の判断にも有効で

 

「この行為は自分の会社の理念に照らして正しいのだろうか?」

 

となれば経営者であるあなたに、都度確認する必要が無くなります。

 

例えば、アメーバ経営を生み出した稲森会長が

 

京セラが未だ無名の町工場だった時に定めた経営理念は

 

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、

 

人類、社会の進歩発展に貢献すること。」です。

 

稲森会長の想いはまず「従業員の幸福」を中心に置き

 

その先に「人類、社会の進歩発展に貢献」とあります。

 

ですから「従業員の幸福」に反する事は経営方針には存在しないのですね。

 

経営者の哲学を従業員に浸透させる。

 

経営理念はいくら経営者の信念を言葉化しても

 

従業員に浸透しなければ「仏像作って魂入れず」となります。

 

これは私が実際に京セラの社員に聞いたのですが、

 

毎朝、京セラの経営理念についてグループ毎に

 

ディスカッションをするそうです。

 

例えば「私は経営理念に基づき今日は○○をやります」と

 

アファメーションするのです。

 

よく、経営理念を朝礼で唱和する会社もありますが、

 

それでは片手落ちです。単に命令で口にしているだけでは無く

 

従業員全員が実際に行動して初めて浸透するのですね。

 

まとめ

事業継続のために、経営者の信念を経営理念として

言葉化し従業員に浸透する工夫をしていますか?

 

如何でしたでしょうか?

 

次回は「経営者のビジョンの設定」です。

 

お楽しみに!

 

今回もお読み頂きありがとうございます。

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。