社長の『社外取締役』の役割を
新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフロー経営導入支援パートナー
丸山です。

今年も令和4年度
『小規模事業者持続化補助金』
が公募されます。

今年度は4回の公募が実施されます。

以前は比較的採択されやすい補助金と
言われていましたが、年々審査が
厳しくなって来ているのが実情です。

販路拡大のために、75万円の投資を
行い、上限50万円(2/3)が後で
戻ってくるので、実質25万円で
投資したのと同じです。

アフターコロナが来たかと思いきや
ウクライナ戦争で一部の材料費の値上げ
等々、先が見通せない状況です。

一つだけ言える事は

「不確実性の時代、同じ事だけやっても
上手くいかない」

と言う事でしょう!

キャッシュフローに余裕のある会社ならば
自己資金で資本を投下すればいいですが
なかなかそうは行かないですよね。

『同じ事を繰り返しながら違う結果を望む事

それを狂気という!』

理論物理学者アルベルト・アインシュタイン氏
が残した言葉です。

 

なぜ補助金を申請するのか?

出口戦略は?

経済産業省が管轄する経営を後押しするのが
「補助金」です。

これに対し、人に関する事は
厚生労働省が管轄する「助成金」と言います。
主に、社会保険労務士が窓口になります。

私は経産省認定の「経営革新党支援機関
なので、補助金申請の窓口となります。

補助金も沢山の種類があり、規模は少額
~大と様々です。

補助金相談でこう言う質問がよくあります

・どの位お金がもらえるんですか?

・申請はしてもらえるんでしょうか?
(丸投げ)

・お金がもらえるなら事業に投資します

残念ながら、この様な方は100%採択されない
ばかりか、支援はお断りしています。

なぜならば、殆どの事業に対する補助金には
事業に対する「事業計画書」の提出がマスト
となります。

そりゃそうですよね。

事業計画書の中で、現状の把握とこのままだと
良くない要因や原因分析。

それに対する対策の立案やなぜ投資をするのかの
SWOT分析(強み・弱み)。

投資後の期待売上・利益・キャッシュフロー計画
まで記載して、初めて「採択」となります。

それらは全て事業者の頭の中にあります。

ですから、事業者が作らないといけないのです。

ただ、事業計画を書いた事のない(?)事業者
に二人三脚で支援するのが、専門家の役割です。

ですから、自社にどの補助金が適しているのか?
を事業者自ら調べた上で専門家に相談するのが
望ましいです。

「どこにそんな情報があるんですか?」

と言われそうです。

確かにそうです。

経済産業省はテレビコマーシャルとかで
宣伝しているわけではありません。

ただ、全体を掌握出来る冊子を毎年更新していて
無料で手に入るのが、

『中小企業施策利用ガイドブック』です。

今年は2022版が最近でました。

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/2022/index.html

こちらでダウンロード出来ますが、タウンページくらい
分厚いので原本入手をお薦めします。

原本はホームページ上から請求先に請求するか、
(送料負担のみと思います)
地元の商工会議所・商工会に配布されます。

 

申請ハードルが低い小規模事業者持続化補助金

前置きが長くなりましたが、「事業計画書」
が必要な事は理解されたと思います。

補助金も様々種類がある事も理解されたと
思いますが、種類により補助額が異なり
「事業計画書」の程度も異なります。

事例を挙げると・・・

こんなイメージとなります。

小規模事業者持続化補助金の概要は下記です。

特徴としては、事務局に期限までに提出する前に
地元の商工会議所・商工会に確認を頂く必要が
あります。

https://r3.jizokukahojokin.info/doc/r3i_gaidobook.pdf

出口戦略をお金のブロックパズルで
ザックリ描く!

どの補助金でもそうですが、先ずどうなりたいか?

どうあるべきか? をお金のブロックパズルで

描いてから検討開始した方が無難です。

図は「キャッシュフロー経営」を導入

されている中小企業の会社の社長が

経営目標を描いたり、経営実績を

幹部社員と確認、改善する時に使う

「お金のブロックパズル」です。

採択前は売上100 粗利80 利益10

となっています。

正直これは経営的にかなり良いパターンですが、
分かりやすく伝えるためにそうしています。

で、事業に投資を行い効果予想を
「採択後」に描きます。

売上は販路開拓に投資したので105(5%増)
を予想します。

売上が増えると仕入も増えて変動費増となりますが
付加価値をつけて値上げした場合や、今までの
仕入形態を見直し改善して抑制させます。

ここが大事となります。すると粗利は84に
採択前に4増えます。

率は同率となりますね。

すると、ここも超大事なのですが、労働分配率
(人件費/粗利)を50%が基準だとすると
人件費は採択前が40、採択後が42と増えます。

実は小規模事業者持続化補助金の補助上限は50万円
と書きましたが、これは通常枠の事で
「賃金引き上げ枠」(特別枠)に該当すれば
200万円に引き上げられます。

(これは採択後に証明する必要があります)

ならばがんばっている社員と共に販路開拓を
行い、賃金を上げる事をコミットしてやれば
社長独りでやるより格段に成果がでます。

で、それでも粗利84稼いでいるので、
固定費72に増えても、しっかり利益は
12(採択前の20%増)出ていますよね。

これは、販路開拓に事業投資を行い5%の
売上増で利益は20%増となる出口戦略です。

しかも賃上げもしてますので社員の
モチベーションアップにもなります。

このようにお金のブロックパズルで
経営全体を俯瞰して見て、どの補助金に
申請しようかと検討するのが近道で
採択されやすくなります。

「売上」だけ見ているとこう言う
発想はでません。

 

■本日の質問■

あなたはどの公的支援策を活用しますか?
その理由はなんですか?

お読み頂きありがとうございました。

 

本ブログではとても紹介しきれない

経済産業省の公的経営支援策を中心に

具体的事例を書いた拙書

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*********************編集後記************************

キャッシュフロー経営の初めの一歩、
「お金のブロックパズル」を使えば、会社のお金の流れの
全体像がつかめます。

是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。
新しい世界観が目の前に現れます。

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。