ドンブリ社長の『社外取締役』の役割を
新入社員の給料以下で価値提供する!
キャッシュフローコーチ®の丸山一樹です。
コロナ禍で固定費の支払いがいつまで出来るのか?
心配されている経営者が沢山いると思います。
キャッシュフロー経営を導入されている
丸山のクライアント先が実践されている
「万一の備え資金」のやり方をご紹介します。
固定費の何ヶ月分の蓄えがあれば安心ですか?
冒頭の図をご覧ください。
本ブログを読まれている方はもうお馴染みですね。
会社のお金が見渡せる
「お金のブロックパズル」ですね。
いつもは、粗利を稼いで利益を残し、決算書には書いていない
利益から先の『キャッシュフロー経営』の事例を書きますが、
今回は『固定費』にフォーカスして事例紹介します。
その前に「固定費」の説明をします。
「固定する費用」ですから、売上ゼロでも
お金が出ていく費用ですね。
ちなみに「変動費」は売上の数量に比例して
増減する費用です。
コロナで売上が止まれば、変動費も止まるので
詳しくは書きませんが、
「ウチの変動費ってなんだろう?」って
??マークがつく方が、私の
「脱★ドンブリ経営実践セミナー」で多いです。
「我が社の変動費はなんだろう」
是非確認してくださいね。
ヒントが欲しい方は「脱★ドンブリセミナー」
に参加ください。
話を戻します。
今コロナで国が助成している(しようとしている)
休業補償(人件費)や家賃補償です。
お金のブロックパズルで固定費が
人件費とその他に分解されてますよね。
人件費は固定費の半分かそれ以上になっていますから
大きな費用と言えるでしょう。
人件費の主な項目は
・役員報酬(賞与)
・社員の給料(賞与)
・パート・アルバイト代
・法定福利費
・福利厚生費
・通勤費
など、人に関わる費用です。
その他は何と言っても
地代家賃が大きいですよね。
営業が止まれば、旅費交通費、水光熱費、消耗品費等は
少なくなりますが、人件費と家賃はゼロにはなりませんし
ここに手を付けると今後の事業をどうするのか?
と言う深刻な話になります。
現状の手持ち資金は固定費の何ヶ月分?
現状の手持ち資金で売上ゼロベースでも何ヶ月分
持っていれば、コロナ禍を乗り越えられるでしょうか?
3ヶ月分? 6ヶ月、それとも1年でしょうか?
ここでの判断基準は「コロナ前の水準に戻るまで」です
先ずをこの期間を社長が決めましょう。
悲観的な期間の方が良いでしょう。
次に下図のお金のブロックパズルをご覧ください
人件費とその他にあなたの会社の数字を記入して
固定費の合計を出してみてください。
その他の経費に「減価償却費」があれば、
そこは減額してください。
で、出た数字に先程の「期間」を掛ければ
あなたが当面必要なお金となります。
これは、キャッシュフロー経営を導入されている方が
(私も含め)平時から習慣化している、
「万一の備え資金」です。
これが貯まっていれば、コロナだろうが、
リーマンショックだろうが、慌てる事なく対処できます。
万一の備え資金 あなたはどのパターン?
お金のブロックパズルでコロナを乗り切るまでの
必要な資金が算出できました。
大体は、次の2パターンに分かれると思います。
これなら当面は安心ですね。
万一休業要請のある業種なら、更に国の補助を申請し
コロナ後の経営のあり方を充分に考える時間がとれますし、
それに向けてトライアルする事も出来るでしょう。
精神衛生上、一番ベストな状態です。
世の中の殆どの方がこのパターンではないでしょうか?
図では20不足しますので、その分の資金調達が必要です。
本来なら、この分を政府系金融機関などから
ゼロ金利の融資を受ける事になります。
ただ、借りたお金は「いつか返す事になります」
ですから最初に出て行くお金の抑制も必要です。
例えば、現状の手持ちの資金から固定費以外の
銀行への返済、納税があります。
ここは条件変更や支払い猶予策を活用するべきです。
そして、返さなくてもいい補助金(経産省)や
助成金(厚労省)で資金調達し、
最後の策で融資を申請すれば必要最低限で済みます。
最初から全然足りず、融資が必要な方は、
コロナ口座を作り、そこに着金し、
必要な物や時に使うのが良いでしょう。
「何に使ったか分からない」
が一番良くないパターンで、更に融資が必要な時に
金融機関から「管理がずさん」として融資を
断られるかもしれません。
(これは平時でも同じです)
如何でしたでしょうか?
本来なら『キャッシュフロー経営』を導入していれば
お金の心配度合いが全然異なります。
ムダな心配や動きがなくなり、気を前に持ち、
コロナ後の経営革新を考える時間が取れる事に
なります。
ウチも今後は
『キャッシュフロー経営を導入したい!』
と言う本氣の方のみに開いている勉強会は
編集後記をお読み下さい。
*********************編集後記************************
お金のブロックパズルを使えば、
会社のお金の流れの全体像がつかめます。
是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。
新しい世界観が目の前に現れます。
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投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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