キャッシュフローコーチの丸山一樹です。

最近決算発表し、何かとマスメディアで取り上げられる大塚家具.

 

以前(2018年8月20日)の私の記事で

「お金のブロックパズルを使って大塚家具を15分で読み解く!」

お金のブロックパズルを使って大塚家具を15分で読み解く! 

このまま行くと
「キャッシュフローが減って大変ですよ」と警告しました。

 

今回は2018年12月期の決算短信を並べて最新版の
お金のブロックパズルを並べて15分で読み解きます。

 

3期連続営業損失! 大塚家具のお金のブロックパズル

冒頭の図はキャッシュフローコーチⓇが新規のクライアントと
初めに行う作業に使う過去3年間の決算書から数字を抜き出して
全体像を視える化する「キャッシュフローまるわかりシート」です。

本当は過去3年間のお金のブロックパズルから
「目についた特徴」「考えられる原因」「初めの一歩(対策)」
それらを踏まえ、これから1年間の理想のお金のブロックパズルを描きます。

(冒頭の図は画面の関係で一部です。フルシートが欲しい方は編集後記で)

それはクライアントの社長に質問をしながら作成します。

ここでは、キャッシュフローコーチⓇとして、ブロックパズルから
「目についた特徴」を書きますね。

大塚家具は「銀行借入返済大変タイプに陥った」

 

本題に入る前にデータの出所と私の見解の前提条件を
前置きしますね。

まず、大塚家具の決算書ですが、上場企業なので
公開しなければなりません。

公開の仕方は、有価証券報告書や決算短信です。
大塚家具のホームページで公開しています。

今回は、簡易的な「決算短信」からデータを抜き出しました。

それと決算短信には数字のみでなく、その分析や経営課題も
記されていますが、一切見ていません。

ですから、これから私が読み取れた大塚家具の見解は
あくまで、私個人の見解として読んでみてくださいね。

ところで、大塚家具と言えば創業者で先代のお父様と
現社長の大塚久美子社長とのお家騒動があり、
そこから経営不振に陥ったと記憶してますが、
どうしようとしているのでしょうかね。

では3期分の決算書を並べて見て、ポイントを見ていきましょう

①売上

・年々減少して言います。概ね前年10%割れですね。
これは数量減なのか、値引きによるものか、あるいはその両方か?
ですね。

②変動費

・売上の数量が減少している場合、変動費も減少します。
しかし、さほど減少していないのがお金のブロックパズルからわかります。

売上の中で言及した売上減の原因は「値引き」と推定されます。

③粗利(率)

・平成28年度 53.4% 平成29年度 51% 平成30年度 44.3%

平成30年度は40%台に大幅下落しています。
この原因は「値引きにしたにも関わらず、売上高が上がらなかった事」だと推定します。

④固定費

・さすがに年々減少させています。 おそらく意図的だと思います。

大塚家具の決算短信は販管費の中に人件費が載っていないので
何を減少させたかわかりませんが、これをやらないと多分「資金ショート」
が予測されます。

⑤営業利益(損失)

・50億円前後で損失が推移していますが、損失が微増してます。
良くない傾向ですね。

⑥キャッシュフロー

・平成28年度 39億円 平成29年度 18億円  平成30年度 25億円*

年々手持ちのキャッシュが減少しています。
ココが一番問題ですね。

平成30年度は増加していますが、これは借入を13億円しているからだと思われます。
もし、この借入しなければ5億円レベルとなり深刻な状態に陥ったでしょう。

⑦借入

・先代のお父様の代から「無借金経営」だと聞いていますが、代替わりし
キャッシュが尽きそうになり、ここで「短期借入金」を受けています。

短期借入金は「運転資金」ですので、「将来への積極投資経営」とは言えず、
キャッシュ不足の「自転車操業経営」に突き進んでいます。

このまま行くと懸念される事態

今年(令和元年12月期)で50億円程度の営業赤字の場合
手持ちキャッシュ25億円中、短期借入金13億円を除く
12億円が消滅する可能性ありです。

(短期借入金は利息だけ支払い元金は継続にすればいい)

となると、すくなくとも10億円以上の資金調達が必要です。

4期連続赤字の会社に手を差し伸べる金融機関はどれだけあるのでしょうか?

これは、カンフル剤を打って生命を維持しているようなものですね。
本質的なとこで改善して欲しいものです。

目標は粗利=固定費(収支トントン)次に粗利>固定費(黒字)だと
個人的に思います。

そうなる策を示すのが大塚家具の社長の仕事です。

如何でしたでしょうか?

*********************編集後記************************

お金のブロックパズルを使えば、大企業でさえ15分でこの程度は
読み解けるようになります。

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作り方を学んでくださいね。

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(冒頭のキャッシュフローまるわかりシートも解説して
希望者にはフルシートをプレゼントします。)

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産省認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けを行いビジョン実現の後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。