国内の企業の約9割は、何らかの形で金融機関から
借入があると言われています。

その内の半数位は、金融機関に対し条件変更(リスケ)を
しているのです。

設備投資資金・運転資金、どうしても資金調達が必要な時が
あると思います。

その時の判断基準は何ですか?

どうやって金融機関と交渉をしますか?

有利な形で、必要な時に必要な額を調達したいものです。

資金調達に最低限必要な考え方をわかりやすくご紹介します。

判りやすい4つの資金調達の考え方

冒頭の図をご覧ください。

これは外部から資金調達する場合の
ベーシックな方法を図にしました。

簡単すぎて「当たり前じゃないか」と言われるかも
しれませんが、まぁ聞いてください。

資金調達にお困りごとのある中小企業の社長と
二人三脚で、金融機関からお金を引っ張ってきた
私の経験を元に順番にご紹介します。

先ず縦軸に金利が(リスクや手間含め)高いか低いか。
横軸に資金調達の難易度を同じく高いか低いかを表す線を引きます。

順番に見ていきましょう!

①金利は低く、難易度は高い プロパー融資

殆どの社長はこれを希望されます。
ちなみにプロパー融資とは、金融機関が直接企業に融資をする形です。

しかし、金融機関も無条件で融資をする事はしません。
元本と利息が戻ってくる見通しがないと首を縦には振りません。

プロパー融資を成功させるには、次の3つを意図的に意識してやる事です。

1.決算報告は必ず行い、毎月の試算表の報告も欠かさない

これは、金融機関とのリレーションシップと言う意味で重要です。

最低月1回、年12回、メインバンクの支店長や融資担当役席と
顔を突き合わせる事で、金融機関との相互理解が得られます。

仮に赤字でも、その赤字に対しての対策を明確にすれば
少なくとも理解は得られます。

逆のパターンを考えてみてください。

金融機関の支店長クラスと滅多に顔を合わせず、
「赤字になり、急にお金が必要になった貸してくれ」

これで融資が通りますかね?
ちょっと難しいですね。

金融機関はお金の「駆け込み寺」ではありません。

 

2.事業計画書を策定し報告する

これは非常に融資において強力な武器となります。
決算書や試算表報告と合わせて行えば効果的です。

決算書は過去の数字となりますが、事業計画書は社長の想いを
言葉や数字に置き換えた未来のなりたい姿を現したものになります。

金融機関は事業計画書を策定し、毎月見直しをしている会社が
業績もよく、逆境の時にも立ち直りが早い事を統計的に把握しています。

ですから、そのような会社に積極的にお金を貸したいのです。

事業計画を策定するのに、有効なのは専門家の力を借りるのが得策です。

早く策定でき、且つ独りよがりにならず、結果金融機関から評価される
「早期経営改善計画」と言う国の補助金を使った計画作りです。

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/2017/170510kaizen.htm

 

3.社長の想いを語る

なんだかんだ言っても金融機関の支店長は融資にとって重要な事は
「社長の人柄」」と答えます。

人柄といっても温厚とか真面目とか性格面もありますが、
やはり「夢」を語る社長を応援するようです。

それと、ある程度経営数字も語れるようでありたいですね。
あんまり、無頓着だと経営者として不信がられますからね。

数字の苦手な方は、税理士か私のような専門家にサポート
してもらってもOKです。

つまり、社長は想いを語り、細かい数字は専門家がバックアップ
する事でも全然問題ないです。

②資金調達の難易度は少し低く、金利も低い

 

これは信用保証協会付きの金融機関からの融資となります。

ご存知の方も多いと思いますが、国が設立した公益法人です。

金融機関からのプロパー融資を申し込んでも、
「信用保証協会付きのご融資とさせて下さい」と言われるケースが多々あります。

理由は様々ですが、一言でいうと金融機関が返済が滞る判断を下した場合
そのように言われます。

公益法人なので、真摯に相談に乗ってもらえますが、金融機関の金利に上乗せして
保証料」が必要なので、注意が必要です。

ですから①で書いた事が重要なのですね。

創業者融資の場合は、金融機関に融資を申し込んでも、かなりの確率で
信用保証協会付き融資と言われますので、日本政策金融公庫と相談されるのをお薦めします。

③金利も高く資金調達の難易度も高い

 

ここのゾーンは、金融機関からの融資と言うより、リスクや手間が
高い、株式・FX売買による資金調達や補助金による資金調達です。

株式・FXは個人の判断になりますので、割愛します。

補助金による資金調達は、ある意味有効かと思います。

メリットは、当然金利を支払う必要はないですね。
投資に対してどの補助金も、おおむね2/3は補助してくれます。

デメリットは、どの補助金にも事業計画が必要なのと、
採択されてからも、掛かった費用の帳票類を事務局に提出する
必要があり手間がかかるという事です。

それと、お金はその一連の手続き後に振り込まれる事です。
先には支給されません。

ですから融資と合わせ技で、補助金に申請しておくのも手です。

申請期間も公募から締め切りまで、1ケ月から2ケ月位と短期間なものが多いです。

それらを解決するには、専門家の力を借りるのも良いでしょう。

④金利は高いが、資金調達の難易度は低い

ここは金融機関から融資を断られ、最後に安易に手を出すところです。

比較的審査も甘いので、即金で融資を受けられますが、その分金利が
二桁台と高いです。

気づいたら金利負担で更にお金が足りない事に陥りる事もありえますので
要注意です。

短期間で借りて、金利を含め回収する目途がない限りお薦めできません。

Aクレジットで借りて、Bクレジットで返済する人がいますが、
最悪それもままならず、クレジットブラックになると目も当てられません。

お金の入りと出のバランスを俯瞰的に見て、対策を打つ必要があります。

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経営革新等認定機関) 所長・非特定営利法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長に「ビジョン」の言語化と「キャッシュフロー経営」を用いて実現を後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。