「ドンブリ社長の社外のNO2」
キャッシュフローコーチⓇの丸山一樹です。

・受注は順調だがなぜか手元にお金が残らない…

・忙しいわりには利益が出ない仕事が多い…

・仕事量に応じた人員なのか?疑問だ…

こんなお困りごとを抱える社長が意外と多いのを
ご存知でしょうか?

もし一つでも当てはまるなら、
この続きを読んでみて下さいね。

きっと、あなたに一つでも役に立つヒントが見つかります。

なぜなら、私がクライアントとお金のブロックパズルを
使って黒字化した事例を参考にしているからです。

 

社長はこの図を描くだけでいい!
お金のブロックパズルで直視する

冒頭の図をご覧下さい。
これはキャッシュフローコーチⓇの十八番
お金のブロックパズル」です。

決算書を読み解けず、会社のお金の流れにドンブリな社長が
この図を描くと、お金の悩みから解放できる!
そんな図です。

私と歩んだとある赤字会社が1年で黒字化した
事例をお金のブロックパズルで解説します。

左の図をご覧ください。

赤字10が出た状態で、ご相談に来られた会社の
経営数字を丸めて分かりやすくした図です。

この会社のお金のブロックパズルの問題点は何でしょうか?

ズバリ 労働分配率が75%と高すぎることです。

これは単に人件費を払いすぎているだけではありません。
(その場合もあります)

この人件費を賄う「粗利」を稼いでいないのです。
また人が余っている場合もあります。

この会社の社長にヒアリングをした所、役員報酬も含めて
人件費は世間相場で、人が余っている状態でもなかったのです。

では、労働分配率が75%になる原因は何でしょうか?

ちなみに労働分配率は 人件費(30)÷と粗利(40)となります。

で、70%を超えると、どの業種でもほぼ赤字となります。

ですから、赤字10を収支トントン又は黒字にするには
ココにメスを入れなければなりません。

大企業がやる何千人ものリストラはここなんですよ。

でも中小企業は単純にそうはいきません。
この会社も社員数7人の会社でした。

次に着目したのは、「粗利率」です。

業種は製造業です。

業種の標準的な粗利率からすると、良くもなければ
悪くもないという感じです。

出来ればもう少しアップしたい所です。

で、社長にヒアリングしたところ、改善の余地は
充分にありそうでしたので、社員にも参加して頂き
粗利率アップ アイデア出しミーティング」をやりました。

ココはキャッシュフローコーチⓇだけが持つ最強兵器
利益倍増! 着眼点シート」を使います。
(記事の内容とは書かれている事はリンクしません)

 

社長の考えは、「自分はともかく社員の給料は下げない」でした。

社員想いの素晴らしい社長さんでしたよ。

お金のブロックパズルを使えば
黒字化の打ち手は必ず見つかる!

着眼点シートでは、上向きのブルーの矢印は上げる。
逆に下向きのレッドの矢印は下げる方向で考えます。

考えられるアイデアを出来る出来ないは別として、
社長以下社員も含めて、安心・安全・ポジティブな場を
私が先に作り出し、ホワイトボードに書き出します。

この作業はやられると分かりますが、意外と「楽しい」です。
なんかできる気がしてワクワクしてきます。

先ず着目したのは「変動費ダウン」です。

こんな感じでアイデアが出ました。

・忙しいと外注化していた工程を内製出来ないか?
・仕入先の見直し(相見積もりを取ってみる)
・不良率の低減。
・同じ治工具がたくさんある。持ち回りで使い買わない。
・材料購入量を出来るだけ売れる分だけに抑える。

もっとありましたが、この位にしておきます。

それと、こんなエンジニアらしい提案がありました。

VA/VEの推進。

これはマニアックですが、粗利率向上にボディブローにように
効いてきます。

しかも一過性でない所が凄いです。

説明は省きますので、興味ある方はググってね。

これらは、今日からできる事と時間のかかるものがあります。

また誰がやるのか?という事もあります。

ですので、これらのアイデアを「アクションプラン」に
まとめました。

社長がやること、社員さんも担当を決めて計画化しました。

次に取引先や製品構成の見直しです。

取引先別に全ての部品番号に粗利率を計算しました。

これにはかなりバラつきがあるものの、傾向が見られました。

それは、ある取引先への製品が粗利率が低いものが集中していました。

値決めは全て社長がやるのですが、先代からの取引がある先で
価格交渉はかなりハードなようです。

私から「実情をお話して、値上げを提案されたら如何ですか?」

と質問をしました。

社長は「値上げ幅にもよりますが、五分五分ですね。下手をしたら切られます」

私から「切られたらどうなりますか?」

社長は「その会社への売上が無くなります」

私から「無くなったらどうなりますか?」

社長は少し考え「無くなった方が粗利率が向上しますかね?」

そうなんです。

この時点で社長はお金のブロックパズルを
かなりインストールしていましたので、売上至上主義ではなく、
キャッシュフロー経営的に考えらるようになっていたのです。

その会社の部品番号によっては、単価 < 変動費のモノもありました。

これは作れば作るほど赤字垂れ流しとなります。

確証を取るべき、その会社の過去3ケ月分の部品番号別の
粗利額を計算してみました。

するとなんと、そこだけ見ると2ケ月赤字で1ケ月はゼロベースでした。

この時点で社長の腹は決まりました。

お金のブロックパズルで乾いたぞうきんを更に絞る

改善策はまだまだあります。

固定費の低減です。

社長方針で人件費は触らないので社員さんも安心です。

触るのは「その他の経費」です。

ココは下がる余地はあまりないですが、経費集計表を
見ながらアイデアを絞り出します。

・効果が認められない諸会費を止める。
・お付き合いで入会した社長の会を止める。
・ほこりがかぶっていそうな定期購読誌を止める。
・意図的にタクシーを使わない。
・意味のない接待交際費のゼロ化。
・空調機を清掃して光熱費を効率化する。

等々です。

実はこれらは、やれば直ぐに利益に直結するのです。

これらも、アクションプランにまとめます。

社長以下みな笑顔で「やるぞ!」という気迫を感じました。

ここから進捗を月1回社長と社員が集まり
月次決算を見ながら、私も含めミーティングをしました。

3ケ月で効果が出始め、6ケ月目には少し黒字化になり、
以降は月次で黒字が定着したのです。

「改善できない会社・個人はない!」

それは本人のやる氣と誰と出会うか?

です。

これは私の信条です。

*********************編集後記************************

お金のブロックパズルを使えば、大抵の企業は経営改善出来ます。

視覚化するからですね。

是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。

新しい世界観が目の前に現れます。

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作り方を学んでくださいね。

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(冒頭の利益倍増! 着眼点シートも解説して
希望者にはフルシートをプレゼントします。)

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。