あなたの事業領域は今後も正しいですか?
不安を感じるならば一度見直しする事を
お薦めします。
変化が早く激しいこの時代だからこそ
事業領域(ドメイン)とは、あなたが事業を行う
フィールド。すなわち「土俵」です。
この土俵が丸なのか? プロレスのような四角で
外側にロープが貼られて来ているのか?
それとも今とは違う土俵で戦わなければならないのか?
インターネットの普及によるマーケットや多様性の変化。
スピードの速い技術革新。
この波に大企業でさえ追いつけず低迷する会社もありますね。
その点、経営判断が早く出来る
中小企業にはチャンスかもしれません。
ですから、今の土俵を事業領域としてこの先も続ける事で良いのか
年に一回は見直しする事をしたいものです。
○過去3年 売上・利益が下降している。
○自社の商品・サービスを凌駕するライバルが出現した。
○そもそも自社の商品・サービスは他の代替えに取って変わられ陳腐化しそう。
例えば、20世紀までは繁栄を続けた
写真用フィルムがいい事例ですね。
私も旅行の時は必ずカメラを必需品として意識し
フィルムを買ってバックに詰めて出かけました。
帰って来てフィルムを取り出し近くの写真屋さんに行き
数日経って写真を受け取る。
現在からすれば、恐ろしく時間と手間とお金が
かかっていたと思いませんか?
今はスマホがあれば、その場で撮った写真に加工でき
FBにアップしたり知人にメールで
送ったりできますよね。
これはデジタル技術の進化に伴い、フィルム不要の
デジタルカメラへパラダイムシフトが起こり、
そのデジタルカメラも今はスマホに
取って変わられている時代を意味します。
つまりフィルムを製造・販売していた会社は時代の変化から
必要とされなくなりました。
その中でも富士フィルムは見事に生き残りましたね。
本来富士フィルムが持っていた技術を
化粧品や健康食品に転用したのですね。
社名からしたら奇異な感じを受けます。
普通化粧品なら資生堂、健康食品ならDHLが一般的な感覚です。
ですから富士フィルムはなぜ「化粧品」なのか?
なぜ「健康食品」なのか?を
パンフレットや対面販売で消費者へ説明をしています。
富士フィルムは、時代の変革を捉え、
自社の本来持つ技術を見直し、その強みに気づき
新しい事業領域に移行して成功した例と言えます。
この新しい事業領域へ移行するには
大変長い時間を必要とします。
とすると時代の変革や大きな流れに早く気づく事が、
一番時間を節約する方法です。
ですから気づいたら「時流に合わない土俵で戦っていた」
とならない様に1年に一度は自社の今後の事業領域を見直しましょう。
如何でしたでしょうか?
あなたの今後の事業の進化に参考になりましたでしょうか?
次回は「キャッシュフロー経営」を
お送りしますのでお楽しみに!
今回もお読み頂きありがとうございます。
○ご意見、ご質問受け付けています。
投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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