決算書とキャッシュフロー経営の
違いを解説します。
企業の儲けは損益計算書である??
会社の利益は損益計算書上の利益で表せます。
しかし利益にも種類がありますね。
営業利益、経常利益、税引き前利益、当期利益
営業利益は本業の儲けを表します。
経常利益は営業利益から営業外収支を加味して表します。
税引き前利益は特別な収支
(固定資産売却損益、リストラ費用等の臨時的な収支)
を加味して表します。
当期利益は最終的に法人税等を支払った後に残る利益ですね。
分析をする際には、各利益を見なければなりません。
本業の儲けである営業利益が低調でも経常利益が前年より
大きく出る場合もあります。
これはたまたま営業外の(例えば株価上昇による売却益)
収支が良かっただけで本業が堅調とは言えません。
家計で言えば、給料<支出であったが、パチンコ収入で
カバーしたみたいな。
また損益計算書は会計操作により会社の真の姿を
映しているとは限りません。
これが損益計算書は「意見」と言われる所以です。
それに対しキャッシュフローは「事実」と言われます。
例えば業績が低迷し黒字確保が難しいと事前に判っている場合、
株主、金融機関等の体裁を気にして会計操作を行ない
黒字にしたとします。
しかしキャッシュフロー上では黒字にした事により
本来支払わなくてよい法人税まで出て行ってしまいます。
「事実」は動きようが無く「意見」は解釈の違いで
何とでも説明がつきます。
特に資金繰りに余裕の無い中小企業においては
キャッシュフロー経営の導入が不可欠なのですね。
ただ、我々キャッシュフロー協会の推奨している
キャッシュフロー経営は単にお金だけを見ているだけでなく、
経営者のビジョン実現のツールとして経営数字を使います。
ビジョン実現とお金の両輪経営なのです。
日本キャッシュフロー協会の詳細はこちらから
ちなみに丸山は登録NO 122 埼玉所属です)
http://jcfca.com/
如何でしたでしょうか?
○今日の問い
あなたの会社の儲けの物差しは何ですか?
今回もお読み頂きありがとうございます。
○ご意見、ご質問受け付けています。
投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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