それは・・・・
キャッシュフロー経営はブロックパズルで説明がつきます
冒頭の表をみて下さい。
社長であるあなたが現状の会社の状況を
お金のブロックパズルを使って社員に説明を
しました。
売上100に対し、10の利益。
10%の利益率です。
優秀な成績ですね。
そこで優秀な社員A君の質問です。
「社長!利益10の内、5を人件費に還元できませんか?
今年1年頑張りました。」
あなたならどう答えますか?
利益の先に出て行くお金があります。
説明の途中で、A君に質問されたあなたは
「A君、営業利益10が会社に残るお金では無く
実はまだ動くお金があるんだよ。」
と説明します。
そして、続きのお金のブロックパズルを
書きだし説明します。
利益10から税金が出て行くお金として4あります。
そして減価償却費の繰戻3を加え、
本業のCF9となる事を説明します。
そこから借入金の返済や設備投資に必要なお金を支払うと
最終のCFは1しか残らない事を説明します。
しかし、少し考えた優秀な社員A君はこう切り出します。
「社長、利益10から税金や設備投資、借金返済でお金が
出ていくのは分かりました。
では繰越金の1を社員に還元出来ませんか?」
あなたならどう答えますか?
意志決定のツール「お金のブロックパズル」
ここまで来ると経営判断となります。
利益10を生み出した社員に報いるため、A君の申し入れを
承諾するのもよいでしょう。
キャッシュフローコーチとしての提案
経営者が気づいていない盲点に気づかせるのも
我々キャッシュフローコーチの役割です。
ここでは3つの視点をご紹介します。
繰越金1(最終のCF)をどうするか? でしたね。
①次へのビジョンの足掛かりとしてのプール。
これは次のビジョンの構想が浮かんだ時の資金とする考えです。
②環境悪化時のカンフル剤としてのプール。
強力なライバルの出現や市場環境の急激な変化の兆候が
出た時に対策を打つための資金とする考えです。
③天災等、予測不能な事態へのプール。
地震・大雨等で会社が機能不全となっても社員への給料等の
固定費を復旧するまで凌ぐ考えです。
これらを加味して意志決定すれば良いのですね。
如何でしたでしょうか?
日本キャッシュフロー協会の詳細はこちらから
(ちなみに丸山は登録NO 122 埼玉所属です)
http://jcfca.com/
○今日の問い
あなたは意志決定にキャッシュフロー経営を使ってますか?
今回もお読み頂きありがとうございます。
○ご意見、ご質問受け付けています。
投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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