社長の社外NO2の役割を新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフローコーチⓇの丸山一樹です。

テレビの番組で景気の良さそうなお店の取材で

レポーターが「社長売れてますね。毎月どの位売れるんですか?」

との問いに社長の男性が
「安い高級車が買えるくらいかな?」とほほ笑んで答えてました。

確かに全国放送で売上金額を言う訳にいかないので、比喩表現だという事は
分かりますが、このレポーターは「売上金額」を聞いているのに対し、
社長は「高級車が買える」と言う自由に使えるお金の表現をしています。

これは典型的なドンブリ経営の社長がうっかり言ってしまう表現です。

このテレビの1シーンを見て、お金のブロックパズルで仮説を立ててみました。

キャッシュが尽きる売上至上主義経営

売上さえ上げれば、経営は回ると信じている社長の頭の中を
覗いてみると冒頭のような図となります。

売上を上げる事に全神経をフォーカスさせているので、
出ていくお金、残るお金がザックリで見渡せていません。

「安い高級車が買える位」との言葉で毎月の売上は400万円と
仮定します。

経験値でこの位売上が上がれば、経営が回ると目標を置いているのだと思います。
それはそれで素晴らしいことだと思います。

しかし、経営全体を見渡してみると片手落ちであることも確かです。

テレビで放映されたのは小売店なので、「仕入」が発生します。
これは「変動費」と言って売上数量が上下するのに比例して
同様に上下する費用です。

製造業では外注加工費、購入部品費、材料費などがあります。

売上から変動費を差し引いたのを「粗利」と言います。
この粗利がどの位稼げているかが、経営において極めて重要となります。

その稼いだ粗利から人件費や家賃と言った固定費を支払えるんです。

そして、固定費を支払って余れば利益だし、残らなければ損失
と言う事になります。

利益が出ても、それは自由に使えるお金ではありません。
その先に税金の支払い、借入がある場合はそこから返済となります。

お金のブロックパズルでキャッシュフロー経営的に検証

では、売上至上主義ではなく、キャッシュフロー経営
(理想の状態と会社に残るお金が一致している経営)
的に見ていきましょう。

当然、テレビではブロックパズルの情報はありませんので仮説です。

この場合、TKC BAST から指標を持ってきます。

小売り業を見てみると様々な業態はありますが、粗利率は20%と仮定します。
すると、粗利は80となります。

人件費は同様にTKC BASTに記載がある「労働分配率47%」を採択します。
粗利80からどの位人件費に分配しているか? と言う率です。

この場合、36となります。

最後にその他の経費は、人件費と同じ位としたい所ですが、
お店の内装にもお金を掛けている感じで、多分広告宣伝費も
それなりに打っていると仮定し、少し高めの40とします。

固定費合計が76で粗利80から差し引くと利益は4となり、
厳し目に見ても、売上の1%にしかなりません。

この後、税金が待っています。

これで「高級車」が本当に買えるんでしょうか?

年間の収支をお金のブロックパズルで予測したら

冒頭のお金のブロックパズルは月間の経営数字を
表しています。

ですから単純に12倍したのが、下の図です。

これを見ると、厳し目にシュミレーションしてますが
4,800万円売っても、利益は29万円しかならず、
税率を30%として税引き後利益は20万円です。

もしこの会社に減価償却費があれば20万円から少しキャッシュは
増えますが、たかが知れている思います。

更に銀行から借入があるとすると、キャッシュフローベースで
最大20万円しか返済できません。

返済が20万円を超えると、手持ちの現預金が目減りする事になります。

人件費も451万円と決して高額ではないですよね。

これでどの勘定を使って「高級車が買えるのでしょうか?」

会社には、「思ったよりお金が残らない」事がお分かりなると思います。

でも、毎月の売上が400万円が頭の残像に残っていて
「高級車が買える」幻想に惑わされているのですね。

この様な方の一番の対策は「毎日預金通帳を見る」ことで
現実が直視出来ます。

見える景色は「入って来たお金はすぐに出て行って残らない」
と言う現実を見る事が出来ます。

*********************編集後記************************

お金のブロックパズルを使えば、その会社の一部の情報を聞いただけで
全体像がつかめます。

是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。

新しい世界観が目の前に現れます。

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経営革新等認定機関) 所長・非特定営利法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長に「ビジョン」の言語化と「キャッシュフロー経営」を用いて実現を後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。