創業者の皆さん 創業準備は順調ですか?

いろいろやる事や心配事があって大変ですよね。

創業準備中の方もこれから創業を考えている人にも

正しいやり方を知れば、創業までのプロセスを楽しく過ごせます。

今回は創業資金を取り上げます。

お金のブロックパズルを使って資金シュミレーション

 

part1の「ビジョナリーコーチング」で

 

課題への解決策が見えたと仮定します。

 

part1の事例では「フルーツパーラーを経営する」でした。

 

その場合、店舗をどうするか?の問題があります。

 

この場合テナントを借りて改装する事にします。

 

最下段にある資料は「1シート収益シュミレーション」と言います。

 

本ブログでも何度も解説して来た

 

「お金のブロックパズル」の簡易版です。

 

お金のブロックパズルでモヤモヤ感解消

 

実はこのシートがあれば、初めて入ったレストランでも

 

店内やメニューを見まわし、仮の数字を埋めるだけで

 

そのお店の経営状態をざっくり言い当てる事が出来る

 

経営診断シュミレーションシートです。

 

もちろん創業時の資金計画や客単価・人件費を仮で

 

決める事が出来る優れものです。

 

とても簡単なので一つづつ見て行きましょう!

 

創業資金はお尻から逆算思考で決める

 

テナントを借りて改装する事に決めましたので

 

その準備資金を見積もります。

 

改装工事に700万円 厨房設備に1,000万円と

 

計1,700万円は一度に出て行きます。

 

それと食器類の備品やオープン初期の材料費、

 

1ヶ月分の人件費で300万円。

 

総合計は2,000万円

 

自己資金に500万円を充てるので、

 

1,500万円の借入が必要そうです。

 

シュミレーションシートの④に初期投資1,500万円と書きましょう。

 

流行り廃りの早い飲食業ですので、

 

3年で返済する計画を立てます。

 

利息は現在低利なので1%としましょう。

 

1,500万円(元金)+15万円(利息)*3年=1,545万円

 

となり、36ヶ月で割ると毎月約43万円の返済です。

 

返済は利益からするので、表の利益は43万円

 

以上にならなければなりません。

 

(実際には利益から税金を支払ったり、

次への投資資金が必要ですが、ザックリみる上で省略します)

 

シートの単位を万単位として利益に43と記入します。

 

シートのブロックパズルをよく見てください。

 

利益+固定費=粗利 の図になっています。

 

ですから固定費を算出すれば必要な粗利は自動的に割り出せます。

 

人件費は経営者の自分と友人を正社員とし、

 

接客アルバイトを1人としました。

 

合計は自分 80万円,社員60万円,アルバイト20万円の合計160万円です。

 

ちなみに人件費は給料以外に賞与、福利厚生費、社会保険料等

 

人に掛かる全ての費用です。

 

その他は人件費以外の経費です。

 

テナント料・水道光熱費・広告宣伝費・支払手数料等です。

 

各々が不明ならば、人件費の90%で位でみましょう。

 

160万円*90%=144万円となります。

 

人件費とその他経費合わせて、304万円となります。

 

つまりこのお店は1ヶ月に304万円+43万円=347万円の粗利を

 

生み出す事が目標となります。

 

次に売上ですが、飲食業は付加価値は比較的高いので

 

70%の粗利率とします。

 

粗利を粗利率で割ると自動的に売上がでます。

 

347万円/70%=495万円です。

 

これを売り上げるにはどうしたら良いか?となります。

 

稼働日数は月25日とし、495万円を25日で割った

 

20万円/日の売上が必要です。

 

これを客単価、客数、(回転率も見ながら)を

 

シュミレーションし成立するか見てください。

 

成立しなければ、成立しそうな売上を算出して、

 

今度は固定費、経費と逆に下がってみて下さい。

 

そのシュミレーションを何度も繰り返せば、

 

締ったブロックパズルが出来ます。

 

決して一度で出来ると思わないでくださいね。

 

腹落ちした創業資金が算出できます。

 

しかし、この作業をするにはお1人ではかなりエネルギーを使います。

 

そこで専門家であるキャッシュフローコーチⓇに

 

シュミレーションを手伝ってもらいましょう!

 

あなたが気が付いていない盲点も気づかせてくれるかもしれません。

 

如何でしたでしょうか?

 

少しでもあなたの会社の本業に貢献出来ればと思います。

 

本日の問い

 

創業時に最もエネルギーを割く事は何ですか? 

 

そのエネルギーを第三者がお手伝いしたら創業を上手く出来ると思いませんか?

 

次回は創業時に有利な創業融資制度を紹介します。

 

★プレゼント

お読み頂いたお礼に下段の「1シートシュミレーション」の

A4版シートをプレセントします。

請求はお問せ画面から必要項目を入力の上

「1シートシュミレーション」希望とお書きの上送信ください。

先着10名の方に限りますが、シートを添付ファイルで返信します

 

★日本キャッシュフローコーチ協会のオフィシャルサイトはこちら

(埼玉県をクリックすると 資金調達に強い 丸山一樹がいます)

http://www.jcfca.com/

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。