社長の『社外取締役』の役割を

新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフロー経営導入支援パートナー
丸山です。

冒頭の図は

「キャッシュフロー経営」を導入されている

中小企業の会社の社長が経営目標を描いたり、

業績を社員と確認、改善する時に使う

「お金のブロックパズル」です。

2022年も後半に差し掛かり、コロナ第7波の
感染者数が増加傾向にありますが、政府は
行動制限を出していません。

一方、是非はともかく欧米諸国では完全に
コロナと共存する態勢を取っているように
見えます。

ウクライナ戦争による、エネルギー価格
上昇やそれに関連する消費財の高騰。

マクロ情勢では、厳しい経済環境が予想
されますが、中小零細事業者は生き残りを
かけて日々の経営改善をするしか
道はありません。

2023年にはきっとアフターコロナが世界的
にも我が国でも形成されていると思います。

それまでに、どの業種であれ身につけたい
経営能力をご紹介します。

今から準備をすれば、強靱な経営能力が身に
付き、これからやって来る新たな脅威にも
対処出来る事と自負します。

 

身につけたい経営能力

「原因を知る」

前回のブログ「その1」の続きです。

2023年アフターコロナに身につけたい経営能力!その1
バックナンバーは下記

https://mirai-keieiken.com/get-the-cashflow-management-after-colona/

現在の経営状況が良しも悪しも必ず
原因」があります。

良ければまだしも、悪い場合は人間の体と同じで
専門医に診察や検査を受けて、必ず「原因」に
見合った処方をしますよね。

これをせずに素人的な判断で「多分こうだろう」
と大切な体を扱いますか?

それは、時間とお金を余計に損失させるだけ
でなく、取り返しの付かない事態に自ら追い込む
事になるかもしれません。

経営も同じです。

正しい診断・スピーディーな決断・実行が
健康な経営を保つ事になります。

我々が医者に診察を受ける時に、お医者さんは

「どこが痛いですか? いつから痛いですか?

どのように痛いですか? 」

と聞きますよね。

私がクライアント先にキャッシュフロー経営を
導入支援する際にも同じです。

そのクライアント先の過去を知りませんので
お金のブロックパズルを使った
「キャッシュフロー経営診断」を行います。

次の図をご覧ください。

決算書から過去3年分の本業の業績を
「お金のブロックパズル」に見える化します。

すると決算書を並べても見えなかった「盲点」
に気づきます。

これら盲点に「真の原因」が隠れている事が
多いです。

後はこれら原因を並べて「対策案」を幹部社員
と列挙すればいいんです。

この手法を使えば、短くて半日、長くても
1日あれば8割方明確になります。

本業での赤字や資金不足、社員の不平不満等に
解決策が見つからず、モヤモヤしてた社長が
スッキリする瞬間を何度も見てきました。

(直近期のみ貸借対照表から
「資産のブロックパズル」に反映して
自己資本比率等も見える化します)

身につけたい経営能力

「改善策を描く」

上段の「原因を知る」であなたの経営上の
問題点の原因が分かりました。

次はお金のブロックパズルで改善策を
描けばいいんです。

社員数が10名以上で役割分担が出来ている
会社は社員と一緒に改善案を描きましょう!

きっと彼らは社長のあなたが気づかない
素晴らしい改善案を持っているはずです。

机の引出しを空けて、ぐちゃぐちゃな中から
それを引き出す感じです。

では具体的に見ていきましょう!

次の図をご覧ください。

お金のブロックパズルで経営を俯瞰して改善案を
描く事も出来ます。

先ず「売上アップ」が思い当たりますが、
売上アップ!と叫んでも社員はピンと来ません。

売上と言う塊が大きいので、何をどうするか
社長が筋道を立てる事が、改善への手立てです。

売上の場合は次の式に分解します。

売上=客数(数量)×平均単価×購入頻度

です。

この3つのどれか、又は全部を上げれば効果
はあります。

組織的な役割分担は、次回のブログで書きます
ので、ここでは効果測定のみご紹介します。

客数、単価、リピートで3%づつアップする
改善策を実行したとすると、
売上100から110へと10%アップします。

次に変動費ですが、現状の35から30へ
5ダウンする改善策を立てます。

「原因を知る」で変動費高騰が原因だと分かり
ましたので、メスを入れざるを得ません。

売上アップとして数量を3%上げているので
何もしなければ、変動費は上がりますが、
次の合わせ技で、トータル5を下げます。

・単価の高い仕入を合見積を取り価格を下げる

・極力売れるものしか仕入れない
(在庫のコントロール)

・不良品(率)を下げる

・外注費を内製化する

・品質を変えないで素材や材質を変える

これだけでも5通りあります。

その他の経費の削減

その他の経費とは一般管理費で売上に関係なく
掛かる固定費です。

家賃や旅費、水道光熱費などですね。

コロナ後もリモートが一定数発生するなら
思い切って、家賃の安い物件に移転するのも
大きな固定費削減となります。

他に保有している車両を最適数に見直すと
駐車場、税金、車検、ランニングコストが
低減します。

不足する場合、レンタカーやカーシェアリング
で代替えするのもいいでしょう。

経費ダウンの絶対効果は、少ないと思いますが
科目は多いので、1点1点実績を見ながら
変える・止める・下げる の視点で
積上げてみましょう。

ここで全体を整理すると、

売 上 110
変動費  30
粗利額  80
固定費  65
利益   15

と営業損失△5から一転して15の利益がでます。

ここで、改善策を確実化するためには社員の協力
が不可欠です。

人件費は現状40ですが、この改善策が計画通り
実行できた時に、一時金として5を還元する事を
社長がコミットすれば社員のモチベーションは
上がるはずです。

これは

「社員もハッピー社長もハッピー」となります。

経営目標は逆算思考で決める

「原因を知る」で3期連続で業績が低迷して
いるのを時系列で直視し、その原因も分かり
社員と一緒に改善案を策定しました。

総仕上げとして、「経営計画」に組み入れ
「来期(今期)はこれでいくぞ!」と全社員に
発表会をする事で実現性は高くなります。

私がクライアント先と作り込む
「ビジョナリープラン」では経営に必要な視点を
社長と(一部社員と)策定しますが、
経営目標数値は、お金のブロックパズルで
大まかに社員と共有します。

「改善策を描く」で本業の営業利益まで策定
出来ました。

キャッシュフロー経営では、利益から先の
お金の入りと出も極めて大事だと先に
ご紹介しました。

次の図では、改善案の計画で目標利益が10
出ています。

この10がキャッシュフロー経営上で最適か
否かです。

(利益から先のお金の入りと出は、減価償却費
や税金、営業外収入等ありますが、単純化する
ために割愛します)

銀行への返済が4が利益から出て行きます。
これは本業で稼いだキャッシュフローから
返済出来ている状態です。

『2023年アフターコロナに身につけたい経営能力!
その1』

の事例では、返済が出来ず手持ちのキャッシュが
ダダ漏れの状態でした。

それと比べると、この状態は健全な健康経営
状態と言えます。

しかも、繰越金6は翌期に持ち越せるお金と
なりますので、再投資資金に使ったり、
コロナの様な「万一の備え」に積み立てたり
自由に使えます。

ここを目指して経営の舵取りをする
のが社長の仕事です。

これは社員では出来ません。

これを

『経営目標は逆算思考で決める』

 

と私は呼んでいてクライアント先ともココを
意識して、数値を作り込んでいます。

ー  次号に続く  -

如何でしたでしょうか?

「不都合な真実」から「希望の夜明け」が見えた
感じではないでしょうか?

次回

「2023年アフターコロナに身につけたい経営能力!
その3」

では、描いて計画をどの様に着地させるか
具体的に順を追ってご紹介します。

 

 

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。