経営計画書は会社の航海図です。

あなたは大海原に出る時に航海図を

持っていない船長の船に乗船しますか?

 

毎週月曜 金曜日に事例を挙げて解説します。

お楽しみに!

 

画面の表は架空の会社の経営計画の

事例です。

 

画面では見ずらいと思いますので

ご希望の方はPDF版を送信しますので

問い合わせ画面から請求下さい。

 

ストーリー仕立てでお送りしますので

自社の経営に置き替えてロールプレイ的に

学んでくださいね。

経営計画書の効果的な運用方法

2代目社長の丸川は経営計画発表会を

催しました。

 

顧問コンサルタントからいくつか提案のあった内

 

最初なのでまず社内で社員向けに実施し

 

その後メインバンクと地元大学の研究室の教授

 

及び現在の主要取引先と仕入れ先に出向いて

 

説明を行いました。

 

回数を重ねる事に説明の仕方も上手になりました。

 

メインバンクは支店長と貸付担当役席に同席してもらい

高い評価を得る事が出来ました。

 

そして今まで名刺交換しかした事がなかった支店長に

 

「いつでも支店に気軽に来てくださいね」

 

との言葉を頂きます。

 

丸川は定期的に会社の状況を報告する事を約束しました。

 

主要取引先は購買、開発部長が同席され

 

開発部長からは

 

「次期開発テーマに御社と協力出来る事がないか

担当に指示をしておきます」

 

との想定外のコメントをもらいました。

 

この様に想いが込められた計画書には賛同を得られ

 

協力者が増える傾向があります。

 

説明に同行した顧問コンサルタントから

 

「今までのMKエンジニアリングとは違う影響の輪

拡がりましたね。これからはビジョン実現に向けた

社内運用の腕が試されますよ。」

 

丸川は今後毎月稼働日10日目に

 

「コミット120 進捗確認会」を社内で開く事になり

 

顧問コンサルタントにも出席する様に依頼し快諾されました。

 

資料は経営計画書「コミット120」と

 

キャッシュフロー計画表である1シートマネープランです。

 

(1シートマネープランの説明は当ブログ「資金繰りが永続する話」で

 公開していますのでそちらを参考にして下さいね。)

 

そして顧問コンサルタントから進捗確認会を

開催する上で重要な心得の話がありました。

 

1.会議は「安心・安全・ポジティブな場」とする事を心掛ける。

 

  実際には計画に通りに行かない事があり、ついイライラ感から

  怒鳴り声があったり、責任追及、他人のせいにする等の

  「不安で危険なネガティブな場」になってしまうと折角の

  進捗会も台無しで、計画がとん挫する可能性もあります。

 

  計画通りに行かなかい事を「人」に向けるのでは無く

  「理由」に向けましょう。

 

  そして全員でリカバリーするような体制が必要です。

 

  また上手く行った時は従業員をよく褒めてあげてください。

 

  上手く行かない時は鏡を見て

  「全責任はお前にある」と呟いてください。

 

2.従業員の退職を覚悟してください。

 

  実は会社の方向性があいまいな経営をして来た会社が

  明確な方向性を示すと起きる現象がこれです。

 

  年齢が高い方で、先代と共に仕事をして来た人の傾向が強いです。

 

  今までグレーな経営環境に慣れてしまっているため

  白黒はっきりすると居場所が無くなる感があるのです。

 

  ですから計画を作成する途中で仮想で対象人物を想定し

  その人のモチベーションが上る仕事かポストを

  事前に考える必要があります。

 

  もしどうしてもその様な事態を避けられない場合は、

  一時は大変ですが会社の方向性が合わない従業員は

  他の道を歩んで頂き、その代り補強人材は、

  最初から方向性に合う方に入社してもらえば

  個人も会社も両方ハッピーと言う考えでいれば良いのです。

 

さぁ 如何でしたでしょうか?

 

 経営計画書の作り方ブログセミナーは今回で終了です。

 

是非、経営計画を立ててあなたの理想の姿を実現させて下さい。

 

社長1人で計画を作る方法もありますし、

私の様な27年間経営計画作成を経験して来た専門家と

二人三脚で作る方法もあります。

 

どちらが早く正確に理想の姿に到達できるでしょうか?

 

意思決定はあなたにあります。

 

日本キャッシュフローコーチのオフィシャルサイトはこちら

(埼玉県をクリックすると丸山一樹がいます)

http://www.jcfca.com/

 

○今日の問い

 

書けば実現する。書かなければ何も起こらない。としたら

 あなたはどんな経営計画書を描きますか?

 

今回もお読み頂きありがとうございます。

○ご意見、ご質問受け付けています。

 

 

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。