社長の『社外取締役』の役割を

新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフロー経営導入支援パートナー
丸山です。

人間の五感による知覚の割合は、

視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%,触覚1.5%

味覚は1%といわれています

人間が受け取る情報のうち、8割は
視覚からの情報です。

 

冒頭の右の図は「キャッシュフロー経営」を

導入されている中小企業の会社の社長が

経営目標を描いたり、経営実績を

幹部社員と確認、改善する時に使う

「お金のブロックパズル」です。

一方、左の図はどの会社でも税務署に
提出が義務つけられている決算書の
損益計算書です。

視覚から入る情報が8割以上と前置き
しましたが、どちらが経営判断において
分かりやすいでしょうか?

勿論、右の「お金のブロックパズル」です

決算書は税務署に税務申告するための
とても重要な書類です。

ただ、目的は税金の判断材料となります。

決算書を読むのが苦手で、決算書を殆ど
見た事が
ない社長に「お金のブロックパズル」
で変換してあげると会社のお金の流れが
くっきりして来る方がいます。

それは視覚的にお金のブロックパズルが
分かりやすいからですね。

では「「お金のブロックパズル」で
どのように経営判断するのか、
3つの基本を見ていきましょう!

あなたの会社のキャッシュフローは?

よく、

『ウチは利益は出てますが、なんか
いつもお金が足りないんですよ。利益と
残るお金は同じではないんでしょうか?』

と言われる社長がいます。

まさに的を得た質問ですね。

次の図でそのからくりを解説しましょう!

売上は100で変動費20を投入し
粗利80を稼いでいます。

稼いだ粗利から固定費70を分配し
利益10を計上しています。

ここから税金3を支払って
税引き後利益は7です。

 

減価償却費+税引き後利益=
本業のキャッシュフロー

なので2+7=9

となります。

 

この本業のCFから銀行への返済や
次への投資をします。

ですから

本業のCF9-返済と投資で8=1

となります。

この1を最終のキャッシュフローと言い
プラスですから、ここで初めて
キャッシュフロー経営」で黒字となります

冒頭の社長の質問である
お金が足りないんですよ・・」は

本業のCF9-返済と投資で15=△6

となっている場合があります。

この場合△6は現預金からお金が減るので
「お金が足りない」となります。

この状態を

本業で黒字・キャッシュフロー経営で赤字

となります。

これを分かっているのと、なんとなくモヤモヤ
しているのとでは対策の仕方が変わってきます

来期の経営計画はお尻から逆算で決める!

 

あなたは来期の売上計画を立てていますか?

「もちろんです」

と言われた方に質問です。

では、どのように立てていますか?

「お金のブロックパズル」を描く勉強会で
この質問をすると大体次の答えが返ってきます。

前年対比10%増

では、その10%の根拠は何ですか?

大体、そんな感じです

売上目標そのものが無い方もいる中で
目標を持つのは立派だと思います。

ただ、前年比10%増では根拠に
欠ける感があります。

なぜ、10%増なのか?
10%増を達成すると何が待っているのか?

特に社員に目標を説明する時には、
「なぜ」を納得させないと表面的な話だけで
結局社長のかけ声で終わる場合があります。

では、どうしたら良いか?

次の図をご覧ください。

矢印が左下から左上に伸びていますよね。

これは図のタイトルにもありますように

経営目標はお尻から逆算で決める!

です。

言葉通りに、あなたが1年後に残したい
実現したいビジョンに基づいたお金を
決めます。

そして、返済や投資の面積を積み上げます。

次にその面積を法人税率で割り戻すと
それらの必要利益が出ます。

つまり、残したいお金、返済や投資、
税金で出て行くお金を賄うのに必要な
本業での利益です。

その利益に固定費予算を合算したのが
「目標粗利」となります。

固定費は前年の実績から人件費と経費の
変動を見ればいいですね。

目標粗利が出たら、それにあなたの会社の
平均的な粗利率で割り戻せば
目標売上』がでます。

おさらいすると、

・1年後に残したいお金
・銀行への返済や投資・税金
・人件費や経費、仕入等の変動費

これらを賄うための「売上目標」
となります。

「前年比10%増」とどちらが根拠が
ありますか?

 

全員参加型経営でビジョンを実現する!

あなたは、「全員参加型経営」って
聞いた事ありますか?

これは「OBM
(オープン・ブック・マネージメント)

と言って米国で1980年代頃から始まった
経営手法で、日本でも大企業中心に
活用されています。

経営数字を社員に公開する事で目標を
持たせ全員で目標追いかける
正しい経営手法です。

中小企業で取入れている会社は
ごく少数かと思います。

ちなみ私のクライアント先は当然
「キャッシュフロー経営」を導入している
ので社員への公開もしております。

これをする前と後でのビフォーアフターでは
業績がガラッと変わったクライアント先が
ありました。

ガラス張り経営」とも言われたりします。

そういう行為が社長の覚悟とか社員への信頼へ
繋がり、自走する組織へと変容・進化するんです

ただ、社員1人1人の給料が分かって
しまう細かい公開はまずいですね。

次の図のように「お金のブロックパズル」で
ザックリベースで構いません。

要は目標と結果が視覚で分かれば良いんです。

人は視覚からの情報で83%判断する

でしたよね。社員も同じです。

このように面積毎に部署や担当を決めて
目標を定め、結果を毎月1回振り返る。

これを「PDCAサイクルを回す」と言う
これまた正しい経営手法となります。

如何でしたでしょうか?

あなたの会社の業績を良くするには
先ず、ビジョンや経営数字を視覚的に
分かりやすくする。

そして社員へも公開して目標を持たせる。

1ヶ月に1回振り返りをする。

この3つをするだけで、描いたビジョンが
実現する確率がかなり高くなる事は
私自身とクライアント先がそうなっている
からです。

 

■本日の質問■

『必ず良くなると分かっているならば、

 あなたは何を試しますか?』

 

お読み頂きありがとうございました。

 

本ブログではとても紹介しきれない

経済産業省の経営支援策を中心に

具体的事例を書いた拙書

『もう会社がつぶれる!!と思ったら読む本』は

全国の書店とamazonで販売中です。

ご関心あれば経営の参考書として手に取ってくださいね

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

*********************編集後記************************

キャッシュフロー経営の初めの一歩、
「お金のブロックパズル」を使えば、会社のお金の流れの
全体像がつかめます。

是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。
新しい世界観が目の前に現れます。

お金のブロックパズルを学びたい方は、最下段にある
「お金のブロックパズル 無料メールセミナー」に登録して
作り方を学んでくださいね。

また、キャッシュフロー経営導入支援パートナーの
丸山から直接学びたい方は

「脱★ドンブリ経営実践zoom無料勉強会」
に参加ください。

随時開催してますので、日時は下記ページで確認してください。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/8kdl2

 

【参加特典】

1.希望される方には5,000円相当の勉強会で使う資料もプレゼントします

2.損益計算書か数字を抜き出して入力するだけでCFが自動計算できる
お金のブロックパズルエクセルフォーム

3.決算書から3つの数字を入力するだけで自己資本比率・ROA
が自動計算できるお金のブロックパズルエクセルフォーム

4.勉強会で学んだ事を自社の経営に置き換えてアウトプットする
無料zoomキャッシフローコーチング60分付き(希望者のみ)

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。