社長の『社外取締役』役割を
新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフローコーチ®の丸山です。

冒頭の図は「キャッシュフロー経営」を
導入されている中小企業の会社の社長が
経営目標を描いたり、経営実績を
幹部社員と共有する時に使う

「お金のブロックパズル」です。

会社にお金が残る策を短時間で
描けるとても効率の良い図です。

この時代なかなか売上を伸ばすのは
大変ですよね。

「いや~ウチは毎年売上倍増だよ!」
なんて方は、これ以上記事を
読まないでください。

倍増策を実践すれば良いと思います。

思うように売上が上がらない。
利益が出ない。

そんな方には、少しはお役に立つと思います。

あなたの会社の変動費は何ですか?

定期的に開催している
「脱★ドンブリ経営実践zoom勉強会」で
この質問をすると半数の方が答えられません。

「変動費と言う言葉を始めて聞いた」
という方もたまにいます。

仕方ないですね。 税務会計である
「決算書」には出てこない言葉です。

決算書には「売上原価」と
表記されています。

では、変動費は何処で用いられるのでしょうか?

それは「経営判断」に用いる管理会計で
使われています。

私が以前在籍していた会社でも管理会計を
採用していたので、入社1年目から
覚えさせられました。

管理会計は過去の経営数字も見ますが、
未来の数字がどの様に変化するか、
予測を立てる会計です。

比較対象は、期首に作成した計画値となります。

計画値の数字が今後どうなるのか、毎月見直し
増員するとか、設備投資するとか判断していくのです。

変動費は「変動する費用」と書きます。
では何に対して変動するのでしょうか?

それは「売上数量」に対してです。

ですから、極端な話売上ゼロならば
変動費もゼロであるべきです。

また在庫を持つ製造業のような業態ならば
毎月末に在庫をカウントして、

『月初在庫+当月仕入高-月末在庫=当月変動費』
と管理するのが正しい経営手法です。

つまり、未来の売上増減に対して、正確な変動費を
算出して売上が増えるなら変動費を増やす、
減るなら減らすと現状に合わせタイミングよく
同期させるのですね。

これが売上減少、変動費増となると利益を
圧迫させ、且つキャッシュフローが悪くなります。

もし、増大した変動費(在庫)が、腐ってしまう、
陳腐化してしまうなどで廃棄となると
目も当てられません。

正にお金をどぶに捨てているので同じです。

ですから変動費のコントロールは売上のそれと
同じように大切にする事が要です。

事例を見ていきましょう。

次の図は売上100が減少し、98になってしまった
ケースです。

2減少しているので2%です。
ですから変動費も同じように2%減らすべきです。

変動費は製造業で言えば

購入数量×仕入単価×不良率に分解されます。

数量分の2%に加え、仕入単価の見直し、
安い調達先発掘、不良率改善、適正在庫等で
トータルコストダウン20%実現すると
売上が減少しているにもかかわらず、
粗利額(率)が向上し、労働分配率を
変えないならば人件費に振り分けられます。

且つ利益も10から11へと増益となります。

よく新聞でトヨタ自動車の決算関連の記事で
「●●が影響して減収となったが、お家芸の
原価低減で増益となった」とあります。

これが、上記の図となります。

「トヨタ自動車だからでしょ!」

と言う声が聞こえてきそうですが、
やり方を知っているか、知らないか、
実行しているか、していないか
の違いだと思います。

固定費低減は利益に直結する

固定費は変動費と対照的な費用です。

固定する費用と書きますので、売上ゼロでも
お金の出があります。

図を見て頂ければ分かりますが、
固定費で大きいお金の出は人件費です。

人件費は役員報酬、給料、賞与、
法定福利費、通勤費など人に関わる費用となります。

その他には沢山の費用がありますが、
地代家賃は大きな部分を締めますね。

沢山の費用があるので、削減可能なものと
そうでないものがあります。

月度で掛かっているTOP5をピックアップして
内容をよく見て検討してみましょう。

私自身及びクライアント先での経験で言えば、
下記のコストダウンが出来ました。

・保険料を見直す

・諸会費を見直す

・電力会社を見直す

・車両をリースに見直す

・携帯を安いキャリアに見直す

・誰も読まない新聞図書費を見直す

他にもあると思います。

で、1のみコストダウンが出来ると
次の図になります。

先程の変動費ダウンと合わせ技でやると
利益は更に10%増となります。

キャッシュフロー経営を実践するとお金に困らない

キャッシュフロー経営とは
会社のお金の流れを見渡せて本業にアクセル全開で
踏み込める経営能力」です。

逆にドンブリ経営は
売上だけに集中する偏向経営です。

会社のお金の流れの全体像を掴んで、
社員と改善活動をする売上が減っても
お金に困る事はありません。

変動費と固定費をキチンと見直した経営は
次の図となります。


このように筋肉質にしておけば、
売上が戻った時は、
『利益倍増がオートマチックにやってきます」

如何でしたでしょうか?

さぁ あなたも明日から

『会社のお金が見渡せて本業にアクセル全開で踏み込める経営能力』

キャッシュフロー経営に変容・進化しましょう!

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*********************編集後記************************

お金のブロックパズルを使えば、
会社のお金の流れの全体像がつかめます。

是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。
新しい世界観が目の前に現れます。

お金のブロックパズルを学びたい方は、最下段にある
「お金のブロックパズル 無料メールセミナー」に登録して
作り方を学んでくださいね。

また、キャッシュフローコーチⓇの丸山から

直接学びたい方は

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随時開催してますので、日時は下記ページで確認してください。
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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。