社長の『社外取締役』(社外役員)役割を
新入社員の給料以下で価値提供する!
キャッシュフローコーチ®の丸山です。
コロナの影響が現実的に中小零細企業に「倒産」と言う形で
露呈しています。
元首相の小泉純一郎氏はリーマンショックの時に
こういう事態を「マサカの坂」と表現されてました。
「上り坂や下り坂は予測できるので対処も出来るが
マサカの坂は対処不能になる」
その通りだと思います。
マサカの坂に対処するためキャッシュフローコーチ®の
ノウハウ「お金のブロックパズル」を使って解決策を
ご紹介します。
少しでも読者の皆さんに参考になり、勇気が出ればと
思います。
コロナというマサカの坂には万一の備えを使う
冒頭の図をごらんください。
これはキャッシュフローコーチ®のクライアントが
キャッシュフロー経営を導入する時に最初に身に付ける
「お金のブロックパズル」と言うものです。
決算書から経営判断に必要な7っの数字を抜き出し図にする事で
数字の羅列である試算表や決算書と違い課題や解決策に気づける
極めて優れたノウハウです。
冒頭の図では、最終的に利益が10出ています。
ここから先が『キャッシュフロー経営』の考え方となります。
コロナの影響で売上が極端に減り、それに伴い回収が減れば
会社の運転資金が目減りします。
これが平時ならば、利益10から税金3を支払い
銀行への返済4を行い手元に3残る形になります。
(減価償却費の戻しはココでは割愛します)
コロナの影響でこのお金が回る仕組みが崩れかけています。
ですから、早急に読者の皆さんの会社の最新版お金のブロックパズルを
描いて現状の把握をする必要があります。
固定費の何ケ月分の蓄えがあれば安心しますか?
コロナの影響で売上が下り資金が枯渇するのは直接的に皆さんの
責任ではありませんよね。
ただ、だからと言って何もしないわけにはいきません。
影響が出始めた会社も、今はそうでない会社も
固定費の何ケ月分の蓄えがあれば挽回できるでしょうか?
これは会社や社長の考え方でバラバラだと思いますが、
「脱★ドンブリ経営実践セミナー」へ参加された社長にお聞きすると
「ウチは3ヶ月位かな」
「私はビビリーだから6ヶ月は蓄えたいです」
と言われたりします。
この質問の前提は、夏になると毎年起こる自然災害や
売上の大部分を占める得意先が急な倒産をした場合です。
ですから、リーマンショックや東日本大震災、今回のコロナショック級に
なるとイメージしづらいですね。
とりあえず「3ヶ月」を目標として1点1点診ていきましょう。
お金の出を抑える事が先決です
売上が減少しお金の入りが減るわけですから
当然出を減らす事が先です。
減らせないのは仕入先への支払い、社員の給料、
その他経費では、地代家賃等ですね。
仕入先への支払いは図でいう「変動費」になりますから
売上が無くなれば自然に無くなります。
問題は「固定費」です。
ここには「人件費」と「その他の経費」があります。
図では70です。 これは年間の予算ですから
月次に換算すると約6百万円となります。
(70÷12=5.8百万円)
3ヶ月分は6百万円×3ヶ月=18百万円となり
これ以上のお金を持っていれば、当面は大丈夫となります。
ただ、持っていない場合は、融資を受けるか
お金の出を防ぎ充当するしかありません。
図で繰越金の3しか手持ち資金が無い場合、
そのギャップは3-18=△15百万円となります。
これを順を追って調達する事を考えましょう。
国の支援策をフルに活用する。
現在、法人税支払い猶予が国税庁から出ているようです。
国税庁は、「新型コロナウイルス感染症」の影響を受けた人や法人に対して
原則1年間の納税猶予について柔軟に対応すると発表しました。
税金を払えない場合に放置すると延滞税が発生しますので、
早めに相談することが大切です。
(下記記事から引用)
仮にこの制度を使い1年間の納税猶予を受けると
図の税金3が当面運転資金に回されます。
(この制度は条件があると思いますので、
国税庁ホームページをよく読んでから
顧問税理士に相談をしてみて下さい。)
手元資金は6に増えました。
残り△12百万円です。
銀行には返済をまってもらうリスケジューリングと言う
条件変更があります。
このご時世ですから銀行も積極的に相談に乗ってくれると思います。
これで返済4が猶予されれば、手元資金は10となります。
残り△8百万円です。 あともう少しです。
日本政策金融公庫は
【新型コロナウイルス感染症特別貸付】を受付しています。
条件が合えば「無利子 無担保」となります。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/pdf/covid_19_info_a.pdf
政策金融公庫は平時だと民間金融機関より着金が早いです。
ただ、現在どこの支店も窓口が混んでいて後回しにされる場合が
考えられますので、早目に相談されるといいでしょう。
残り8百万円は融資を受ければ成立します。
税金も返済もいつかは納税・支払が必要ですが、それはコロナが
過ぎ去って元気な経営になってからでいいんです。
行き詰まってからでは遅いので、「動くなら今でしょ!」で
行動しましょう。
そのためには「お金のブロックパズル」でザックリ方向性を見極めれば
早く判断がつくと思います。
コロナ終焉後のあなたの経営体制は?
これまで何とかコロナが過ぎ去るまでの短期決戦の事例を
ご紹介しました。
ココからはコロナが過ぎ去った後の、新秩序をご紹介します。
今回のコロナで大変な目にあっている方、そうでない方がいると思いますが、
今までもリーマンショック、東日本大震災、今回のコロナショックと
今後も形を変え大規模な不況が起るはずです。
そこで、それらが来た時にも落ち着いて判断できるのが
「キャッシュフロー経営」を導入されているかどうかです。
キャッシュフロー経営とは
「会社のお金の流れが見渡せて本業にアクセル全開で踏み込める経営能力」です。
そのためには、会社のお金の流れが1枚で見渡せる
「1シートマネープラン」が極めて有効となります
キャッシュフローコーチ®とキャッシュフロー経営を二人三脚で
導入されている企業のみにそれが与えられます。
2ケ月遅れで税理士から出てくる納税目的の試算表や決算書では
遅すぎて役に立ちません。
(役に立つのは納税や融資を受ける時です)
経営判断が目的の1シートマネープランは、スピード重視です。
ウチもキャッシュフロー経営を導入してみたい! と言う方は
編集後記をお読み頂き、勉強会への参加をお待ちします。
*********************編集後記************************
お金のブロックパズルを使えば、会社のお金の流れの全体像がつかめます。
是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。
新しい世界観が目の前に現れます。
お金のブロックパズルを学びたい方は、最下段にある
「お金のブロックパズル 無料メールセミナー」に登録して
作り方を学んでくださいね。
また、1日でも早くキャッシュフロー経営を体感したい方は
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随時開催してますので、日時は下記ページで確認してください。
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投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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