あなたには心が奮い立つようなビジョンを語れますか?

もし忘れかけているなら一緒にワクワクした頃を思い出し

ビジョナリープランを再構築しませんか?

 

これから創業される方にも参考になると思います。

 

医療分野に最先端の技術を導入する事を夢見て

 

起業したリストラ技術者がビジョナリープランを

 

胸に抱き成功する物語を毎週月・水・金曜日にお届けます。

 

内容はフィクションであり実在する団体・個人とは一切関係ありません。

前回までのあらすじ

 

北林健二(45歳)は大手家電メーカーの開発センターで

 

最先端工学を開発する研究員であった。

 

主な研究テーマはロボット工学。

 

しかし北林の勤務する大手家電メーカーは日の丸家電の没落、

 

中国家電の台頭で累積赤字が続いていた。

 

その中で北林が所属する開発センターも他センターとの統合が

 

決定し、同僚と共に今まで研究した事を応用した形で

 

事業会社を立ち上げる事を決意したのである。

 

そして、紹介された「資金調達に強い」経営コンサルタントと共に

 

事業計画書を作成し日本政策金融公庫の新創業融資を申請し

 

見事、3,000万円(運転資金1,500万円)の融資が下り

 

最初の一歩はクリアーしたのだった。

 

見えない壁にビジョナリーコーチングで挑む

 

北林と元同僚の計3人で事業開始した

 

「遠隔オペレーション補助システム」事業は

 

無事必要な開発用設備も導入し、毎日夜遅くまで

 

開発に従事する日々を送っていた。

 

元々基礎研究は完了していたので、早く動作する試作品を

 

作るのがこの事業の第二番目のステージであった。

 

3ヶ月を過ぎようやく、プロトタイプが完成しようとしていたが

 

北林はここに来て、何とも説明のつかない脱力感に襲われていた。

 

他2名も同じ感覚らしい。

 

ここ3ヶ月間、休日返上でプロトタイプを作り上げるのが目的で

 

当初はエネルギーに満ち初め開始したが、3ヶ月目に入り

 

プロトタイプに目途が出来た所での踊り場を迎えていた。

 

しかも毎月運転資金150万円を使い果たし、残り7ヶ月分しか

 

持たない事に気づいた。

 

この状況をどう切り抜けるか?

 

北林は

「そうだ。会社設立時に支援してもらったコンサルタントに相談しよう」

 

翌日、訪問したコンサルタントに北林は今の状況説明をした。

 

コンサルタントは北林のとりとめのない状況説明に理解出来ず

 

「北林さん、今の御社の課題にあえてタイトルをつけるとすると何ですか?」

 

と質問をした。

 

北林ははっとした様子で

 

先生すみません。状況説明のみでは理解できませんよね。

 

課題ですか? そうですね。次への一手が見えない事がみんなの

 

ストレスになっていると思います」

 

コンサルタント:「現状はどうなってますか?」とまた質問

 

北林:

「プロトタイプがもうすぐ完成します。これをどうプロモーションしようかと

 

 アイディアが無く困ってます。 何せ作り込む事が精一杯で。

 

 あと運転資金が残り7ヶ月です」

 

コンサルタント:

「わかりました。では、今の現状を踏まえて、何の制約も無く

 

 皆さんの理想の状態が叶うととしたらそれはどんな状態でしょうか?」

 

北林:

「それが叶えば苦労はしませんが、プロトタイプが医療機関か

 

医療メーカーに認められ、今後の開発支援と量産体制支援を

 

買って出る投資ファンドがついてくれ、資金に心配をせずに

 

開発を進める体制にする事です。」

 

コンサルタント:

「そうなるためにはどんな条件が揃えば、理想の状態に近づくと思いますか?」

 

北林:

「そうですね。自分たちの想いが、それを必要にしている人に

 

届く様にしないといけないです。いままで会社を作り、試作品作りに

 

没頭していましたので本当の目的を忘れていました。

 

その本当の目的を明確にして、皆と共有できれば今のストレスは改善し、

 

より良い方向に進むと思います。なんか先生に質問されて、すっきりしました。

 

自分で解決策を見出した気がします」

 

コンサルタント:

「そうですね。3ヶ月前、融資が目的ではありましたが、政策金融公庫

 

 の職員に語った時はカッコよかったですよ」

 

北林:

「なるほど! 原点に帰って皆と共有すればブレイクスルーすると思います。」

 

コンサルタント:「よく 気がつきましたね」

 

如何でしたでしょうか?

 

壁に当たった北林に、コンサルタントは何かアドバイスをしているでしょうか?

 

質問をしただけです。

 

誰でも表面的な課題は認識してますが、本当の課題は見えていないのです。

 

それには質問の「」によって、解決策を引出す事が有効です。

 

それが我々キャッシュフローコーチが使う「ビジョナリーコーチング」です。

 

質問のみで、相手が自ら解決策を見出し、快を得ることになります。

 

次回はこの続きをお届けします。

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経営革新等認定機関) 所長・非特定営利法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長に「ビジョン」の言語化と「キャッシュフロー経営」を用いて実現を後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。