ビジョナリーカンパニーに学ぶ

ビジョンを描き零細企業から世界的な企業へ発展した成功例を

集めたジム・コリンズの著作「ビジョナリーカンパニー」を紹介します。

スタンフォード大学の教授でもあるコリンズが

助手と共に成功している企業とそうでない企業を

膨大な文献・記事等を徹底的に調査し、

成功している企業には共通の原則がある事を提唱したものです。

 

この本と出合った時の私は大変感銘し何度も読み返しました。

 

ビジョナリーカンパニーは4部構成からなっております。

今回は「ビジョナリーカンパニー4 自分の意思で偉大になる」

から選りすぐりの気づきをご紹介します。

・銃撃に続いて大砲発射!

 

▼銃撃を開始する。

 

▼評価→銃撃は何かに命中したか?

 

▼考慮→何かに命中した銃弾のうち、砲弾へ転換すべき銃弾はあるか?

 

▼転換→資源を集中し、精度調整済みの大砲から砲弾を発射する。

 

▼精度未調整の大砲は使うな。

 

▼最終的な成功を見込めない銃撃は終了せよ。

 

ちょっと穏やかでない表現ですが、

新規に事業展開する経営者には参考になります。

 

コリンズ先生の指摘では銃弾は低コストでの「実証的テスト」であります。

(試食会や無料サンプル配布の様な市場の反応を見る行為)

 

銃弾は的外れに飛んだとしても被害は少ない

 

そこから手応えのあった実証的データから

 

キャリブレーション(精度調整)を行い最終的な大砲を発射する。

 

すなわちマスに向け大胆なマーケティングを仕掛ける事になります。

 

最初から精度未調整の大砲を発射する事に

コリンズ先生は警笛を鳴らしています。

 

○今日の問い

あなたの銃撃は何かに命中していますか?

 

○あなたのご意見・ご質問受け付けます。待ってます。

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。