ビジョナリーカンパニーに学ぶ

 

ビジョンを描き零細企業から世界的な企業へ発展した成功例を

集めたジム・コリンズの著作「ビジョナリーカンパニー」を紹介します。

 

スタンフォード大学の教授でもあるコリンズが

助手と共に成功している企業とそうでない企業を

膨大な文献・記事等を徹底的に調査し、

成功している企業には共通の原則がある事を提唱したものです。

 

この本と出合った時の私は大変感銘し何度も読み返しました。

 

ビジョナリーカンパニーは4部構成からなっております。

 

今回は「ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階」から

 

選りすぐりの気づきをご紹介します。

 

この段階には指導者は悪いデータを小さくみせ、良いデータを強調し、

曖昧なデータは良く解釈する。

 

特徴として

 

○外部要因への責任の押し付け

⇒リスクを指導者が完全に引き受けるのではなく、

外部要因や他人に責任を押し付ける。

 

○組織再編への個室

⇒厳しい現実に正面から対応するのではなく、組織再編を繰り返す。

そして社内政治に注意を集中するようになる。

「嵐の前の静けさ」と言う感じの状況です。

 

この状態で結果を見据えない投資を行うと

いよいよ第四段階へ突き進むとコリンズ先生は警笛を鳴らしています。

 

人間の体と同じで健康診断で良くないデータが一つでも現われたら、

その原因を突き止め悪化しないように対応したいものです。

 

タイレノール事件

ジョンソン&ジョンソンの鎮痛剤の事で1982年全米を震撼させて事件です。

シカゴ近郊で、この商品にシアン化化合物が混入され

服用した12歳の少女が亡くなる痛ましい事件でした。

 

この時ジョンソン&ジョンソンはすぐさま商品回収と

注意をあらゆる手段で行いました。

 

事件は後に商品出荷後に何者かが故意にシアン化合物を

混入させた事が分かりましたが、

ジョンソン&ジョンソンのこの行動は結果的に信頼を得て、

その後売上も回復しました。

 

緊急マニュアルがあったわけでもなく、

経営トップ、全従業員までこの行動が徹底したのは

「消費者の命を守る」と言う経営哲学が

浸透していたからだと言われています。

 

日本でもテレビで企業の不祥事が発覚し、

謝罪会見をよくみますが外部要因を

語る経営トップをたまに見ますね。

 

如何でしたでしょうか?

 

今日の問いです。

 

あなたは潜むリスクにどう向き合いますか?

○あなたのご意見・ご質問受け付けます。待ってます。

投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経営革新等認定機関) 所長・非特定営利法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長に「ビジョン」の言語化と「キャッシュフロー経営」を用いて実現を後押しする。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフローコーチⓇとして活動中。