★完全保存版★

~長文ですのでパソコンでお読みになる事をお薦めします~

「ドンブリ社長の『社外取締役』の役割を
新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフローコーチ®の丸山一樹です。

冒頭の図は「キャッシュフロー経営」を導入されて
いる社長が経営目標を描いたり、経営実績を
幹部社員と
確認する時に使う
「お金のブロックパズル」です。

何やらいびつな形をした図になっています。

利益が出ている会社のお金のブロックパズルは
正方形となります。

また利益から先のお金の入りと出を
視える化する「キャッシュフロー経営」的にも
やばそうな感じですね。

詳しい事は、この後で触れますが
写真にある本は

「7つの習慣」

と言う日本で200万部以上売れ、今も書店の
一番良い場所に平積みされ売れ続けています。

私も10年以上前にこの本と出会い、
今の私を形作ってもらいました。

なぜそんなに日本で、いや世界で
信奉されているのでしょうか?

それは「7つの習慣」は「原則」に
基づいているからです。

会社のお金の流れは「原則」に従う


ところで「原則」とは何でしょうか?

「7つの習慣」を日本で広め、
数々の成功を手にした我が師でもある
ジェ―ムズ・スキナー氏は、
「普遍的」「不変的」といっています。

「日本ではそうだがアメリカではそうではない」

これは原則ではありませんね。

「万有引力の法則」はどうでしょうか?

これは原則ですね。

「我が辞書に万有引力の法則はない!」

と10階のビルから飛び降りるのは勝手ですが、
地球上のどこでも同じ結果になります。

経営も同じです。

正しい原則に従い、行動すれば結果は
同じになります。

本ブログでは私と共に「キャッシュフロー経営」
を導入され
ビジョンが実現しているクライアントの
共通した原則を順を追って
紹介します。

 

会社にお金が残る原則1: 決断

 

「決断」は「決めて断ち切る」と書きます。

つまり、「成功しないオプションを残さない」
という事になります。

経営者はいろんな決断をして今日にあると思います。

経営者の仕事は「決断」する事
といっても過言ではありませんね。

・このビジネスをやる! と決断する。

・海外展開をするぞ!  と決断する。

・設備投資をする!   と決断する。

・優秀な社員を雇う!  と決断する。

毎日が決断の連続かもしれません。

スピーディーに正しい決断をすれば
ビジョン実現に近づきます。

では、

・そのビジネスの初期投資はいくらかかりますか?

・海外展開にはお金がいくらかかりますか?

・いくらまでの設備投資をしますか?

・何人まで雇う事が現実的に出来ますか?

このように「お金」に関する事には意外と
頭の中で大雑把にしか把握していない方が
多いんです。

これは

お金の流れに色がついていないドンブリ経営

となります。

次の図をご覧ください。

左がドンブリ経営の社長の頭の中です。

端的に言うと

「お金が目的別に色がついていなくて
足りない(余った)お金=入りー出」

右の図はキャッシュフロー経営を導入している
社長の頭の中です。

これは

お金が目的別に色がついており、

判断する基準があり

お金の入りと出のバランスを考えている

キャッシュフローコーチ®が支援する
キャッシュフロー経営は基本これだけです。

そのためにいくつかのツールを備えているだけです。

会社にお金が残る原則1:

あなたはドンブリ経営でいると決断しますか?

or

キャッシュフロー経営をすると決断しますか?

決断するのはあなたです。

 

会社にお金が残る原則2:初めの一歩を踏出す

あなたは原則1でキャッシュフロー経営をすると
決断しました。

(決断しないならばこの先は読まないでください)

もう一度「決断」の定義を言います。

決断とは

「成功しないオプションを残さない」

でしたね。

 

ですから、

キャッシュフロー経営をすると決め

今までのドンブリ経営を断ち切る

という事になります。

そのためにはキャッシュフロー経営の

必須科目と言える「お金のブロックパズル」

を何度も描いてみてください。

この図を何も見ずに描ければ

「はじめの一歩」はクリアーです。

事例の図で比較してみましょう

左の図      右の図

売上   110      100

粗利   77       80

粗利率  70%      80%

労働分配率 52%                 50%

利益   7        10

売上は左の図の方が右の図より10%大きいです。

しかし利益は右の図方が3多いです。

あなたはどちらの図がいいでしょうか?

もし、前期の業績が左の図で、
今期の計画を右の図のように描ければ、

初めの一歩は踏出した事になります。

会社にお金が残る原則2:

シンプルな図を描いてキャッシュフロー経営の
初めの一歩を踏出そう!!

 

会社にお金が残る原則3:現状の把握

さぁ あなたはキャッシュフロー経営を
すると「決断」し、

お金のブロックパズルを描いて「初めの一歩」を
踏出しました。

ここから実践的なスキルとなります。

先ず、お金のブロックパズルで決算書から
数字を抜き出しで利益まで図にします。

ここまではもう出来ますよね。

次に利益から先のキャッシュフロー経営的に
数字を視える化します。

利益     10

税金     -3

税引後利益   7

減価償却費   2

本業のCF   9

返済     -4

投資     -8

最終のCF  -3

これは決算書で利益が出ているのに
キャッシュフロー経営的には3の赤字です。

これがお金が残らない根本原因です。

勘定合って銭足らず」とも言いますね。

決算間際で利益が出そうだから、
(お金が残りそうだから)
使っちゃえ~みたいな感じです。

もし上記(図)の投資8が実は
社長専用のベンツだったらどうでしょう?

ベンツは手に入るかもしれませんが、
会社の資金繰りは悪化します。

ではキャッシュフロー経営を理解し、
次の様に経営判断したらどうでしょうか?

利益     10

税金     -3

税引後利益   7

減価償却費   2

本業のCF   9

返済     -4

投資     -4

最終のCF   1

投資はベンツではなく、社員の古いパソコンを
最新モデルに買い変えて、効率化を狙います。

最終のCFも一転して1余りが出て、
翌期に繰り越せます

社員の効率が良くなって、粗利をもっと
稼げるようになったら、本当にベンツを
買ってもおつりがでるかもしれませんね。

会社にお金が残る原則3:

キャッシュフロー経営的に現状の把握をする

 

会社にお金が残る原則4:原因の追究

いよいよ原則4の領域です。
ここまで来れば後半分です。

原則2,3で描いたお金のブロックパズルのように
実績が出れば、確実に会社にお金が残る事になります。

でも実際にはそう行かないのが実情ではないでしょうか?

私もそうですから

では、どうするか? ですね。

原則3までマスターしていれば、お金のブロックパズルを
応用する事が出来ますよね。

それとこの原則では、時間軸が重要になってきます。

つまり、原則3で描いた「キャッシュフロー計画」の
進捗状況を毎月観察するんです。

翌月稼働1週間位で前月実績のブロックパズルを
作れる体制にします。

それが出来れば計画(理想の状態)との乖離が
分かりますよね。

つまり原因がわかるんです。

原因が分かれば対策の打ち手は見つかります。

原因をつかめないから、モヤモヤするんですね。

事例を見ていきましょう。

実績を掴んだら計画との対比をしましょう。

 

項目   計画     実績     乖離

売上     100        100           0

粗利     80        77       -3

固定費    70         72        +2

利益     10      5      -5

本業の
CF    9     5.5      -3.5

返済    4       4      0

投資    4     1.5      -2.5

最終の
CF        1               0          -1

となります。

どこに原因があると思いますか?

売上は変化ないので一見順調に見えますよね。

これは、売上至上主義のドンブリ経営の社長が
はまる落し穴罠です。

原因は変動費が3上昇し粗利を下げて
その他の経費の使い過ぎが2ある事です。

たったこれだけで、キャッシュフロー経営的には
投資が思うようにできず、会社にお金が残らない
状況となります。

ですから、この原因にいち早く気づき、
社員と共有し対策を講じる事ですね。

会社にお金が残る原則4:

原因の追究は1日でも早くする

 

会社にお金が残る原則5:対策の立案と実施

さぁ どんどん行きましょう!

ここまで来ればあなたは、会社のお金が見渡せて
どこに問題があるのか?

原因の追究が出来る様になりました。

原則5では、対策の考え方をお金のブロックパズルで
レッスンしていきましょう!

次の図をご覧ください。

右の図が現状のあなたの会社のブロックパズルだとします。

今回はポジティブに、「もっと利益を増やしたい!」
という事をテーマとします。

利益を増やすためにはどうしたらいいでしょうか?

お金のブロックパズルを使って経営を俯瞰的に
見る事が出来れば解決策は自ずと導きだされます。

全方位的に対策をすると利益倍増する事になります。

その手法は
ブログ「会社にお金が4倍~6倍残る技術」に詳しく
書いてありますのでそちらに譲ります。

https://mirai-keieiken.com/cashflowmanegment-bring-money-for-your-company/

ちなみに動画はこちら

ここでは、あなたが最も得意な本業の売上について
解説します。

売上アップを計るため安易に値下げをする場合が
ありますが、これはお薦めできません。

特に粗利率が低い場合、値下げすると
それを上回る数量を上げないと結果
利益を押し下げる場合があります。

逆に粗利が高率な場合、値下げしても
少しの数量で利益を確保出来る場合も
あります。

価格をいじる場合は必ず「粗利率」を
意識する事が必要です。

そして図にもありますように売上を
分解して考えます。

売上=客数×客単価×購入頻度(リピート)

です。

図では

客数   2%

客単価  1%

購入頻度 2%

向上するだけで、利益は10から14に

40%アップしています。

少しの対策で、改善結果は驚くほど出ます。

これは、社員と一緒にワクワクしながら
ブレストすると、あなたが気づいていなかった
アイデアが出るかもしれません。

会社にお金が残る原則5:

対策は分解して少しの改善でOK

 

会社にお金が残る原則6:改善に終わりはない

「資金ショートを避けて

会社にお金が残る7つの原則」

いよいよ原則6の領域に入りました。

あと一息です。

ここでは経営数字を常に改善し習慣化する

レッスンをしましょう。

改善は「カイゼン」と先進国のビジネス界で
そのまま用いられる程、日本が輸出した
経営手法です。

トヨタ自動車のカイゼンが有名ですよね。

・かんばん生産
(生産の直前に部品が入荷する)

・あんどん
(作業者がライン異常を知らせる)

これらは何が目的なのでしょうか?

品質が良く、低コストの車を作るのもそうですが、
資金が流出しない」のが一番の目的だと思います。

トヨタも最初からいわゆる「トヨタ生産方式」を
とっておらず、「見込み生産」をしていたそうです。

ですから、部品の在庫は膨れ上がり、経営危機に陥った時
現在の原型であるトヨタ生産方式に舵を切ったそうです。

ですから、社長も社員も常に改善する癖と言うか
習慣化している会社の財務基盤は盤石です。

事例をご紹介します。

右の図はあなたの会社の計画値だとします。

しかし、思うように売上が伸びません。

売上が伸びないのに在庫を増やしたり、安易な値下げを
すると利益が一瞬で吹き飛ぶ事はもうお分かりだと思います。

変動費(仕入等)に切込みます。

・極力売れる分しか購入しない

・仕入れ値を見直す

・不良品の低減

・外注の内製化

・工具・備品の共用化

売上低迷の情報を早くキャッチしこれらの策を
打った場合、左の図のようになる事も可能です。

項目    計画    実績    乖離

売上     100     95    -5

変動費   20     14     -6

粗利    80     81    +1

利益    10     11    +1

 

売上が下っているのに利益が出るという事が
実際に可能なんです。

トヨタの決算発表でこんな新聞記事を以前見た事があります。

「○○で販売数が伸び悩み前期比減収となったが、
お家芸の原価低減で増益となった」

上記の事例を証明したわかりやすい記事ですよね。

次に固定費も常に見直しましょう。

ここもメスを入れられる要素はあると思います。

着眼点は

「固定費の変動費化」(FのV化)です。

何となく支払いしてるのを売上が上る時のみ買う
支払うと言うものです。

例えば、

「使う頻度の少ない車は使う時のみレンタカーにする」

これは大きな経費削減となります。

経費削減は図のように「利益直結」となります。

最後に今までご紹介してきた事を習慣化=仕組化
するにはどうしたらいいでしょうか?

社長であるあなたが独りでやるのは
少し無理がありますよね。

社員にも役割分担してもらい、カイゼン提案を
してもらえばあなたは「決めるだけ」
となり時間の省エネルギー化にもなります。

ここもお金ブロックパズルを使って、
社員に協力してもらいましょう。

会社にお金が残る原則6:改善は社員と共に習慣化する

 

会社にお金が残る原則7:刃を研ぐ

さぁ これであなたは会社にお金が残る
キャッシュフロー経営者」となりました。

この原則7 「刃を研ぐ」は

「7つの習慣」(スティーブン・R・コビィー著)

の7番目の習慣と同じタイトルとさせて頂きました。

それは、いくら切れ味が鋭い刃でも、研がないと
切れなくなるからですね。

切れない刃は自分を傷つけます。

経営も同じですね。

これまで身に付けた事を実践して、
更に切れ味抜群の刃にしませんか?

それは経営計画を立てる事です。

お金のブロックパズルを使えば、思ったよりは
楽で明確に作れます。

冒頭の図は、今期の実績だったとします。

次の図は来期の計画です。

繰越金から左方向に矢印がたっていますね。

これは、1年後にあなたのビジョンに基づいた
残したいお金です。

この額を先ず決めて、残りのブロックを作り込んでいきます。

返済は決まっています。
投資があれば額を決めます。

このブロックの額を税率で割り戻すと、
それを満たす必要な「目標利益」出ます。

目標利益に固定費予算を足せば、
目標粗利になりますね。

この目標粗利にあなたの会社の平均粗利率で
割ると、「目標売上」が出ます。

この目標売上を「前年比10%増」で
片づける方がいますが、それは「ドンブリ経営」です。

あなたは「会社にお金が残るキャッシュフロー経営者」です。

つまり

「ドンブリ経営」=目標設定の根拠があいまい

「キャッシュフロー経営」=根拠ある目標設定

どちらが、上手くいきますか?

で、この根拠ある目標を社員さんに発表します。

項目  前期実績    今期計画    差

売上   100     103    +3

粗利    80      84    +4

固定費   70      71    +1
(人件費予算+2)

利益     10     13    +3

本業の
CF     9      11     +2

投資     4       5     +1

最終の
CF     1        2    +1

このポイントは

売上3%増で粗利率を2%高めると、

人件費予算が2増え、利益が3(30%増)となり

投資も前年比でプラス1可能となり、

『会社に残るお金もプラス1で2倍』となる
目標設定です。

人件費予算が増えているので社員は
「給料が上るかな~」と目が輝いて
モチベーション高くなりますね。

そして、プラスこの発表会に取引先や
取引銀行の支店長を呼ぶと、あなたの会社の
良き理解者となり条件の良い融資も通るかもしれません。

(支店長は少額ですが、本部審査を通さない
支店長決裁権を持っています)

*お金のブロックパズルは年間数字です。

通常はこれを月次に落として毎月の進捗を視える化します。

キャッシュフローコーチ®は

1シートマネープランと言うツールでクライアントと

経営数字を共有しています。

このブログでは省略しますが、使い方に興味がある方は

編集後記をお読みください

会社にお金が残る原則7:

毎期経営計画を策定して刃を研ぐ

そしてそれを公開する

 

 

如何でしたでしょうか?

この原則に忠実であれば誰でも、

資金ショートを避けて会社にお金が残るようになります。

さぁ あなたも明日からお金のブロックパズルを身に付けて

会社のお金が見渡せて本業にアクセル全開で踏み込める経営能力

キャッシュフロー経営に変容・進化しましょう!

***************************************

経済産業省の補助金を使ってリーズナルブルにキャッシュフロー経営が導入出来ます。

経産省の『早期経営改善計画』 人数・期間限定で募集中です

https://mirai-keieiken.com/go-%ef%bd%94o-cashflowmanegement/

***************************************

*********************編集後記************************

お金のブロックパズルを使えば、会社のお金の流れの
全体像がつかめます。

是非経営にこの習慣を取り入れてみて下さい。

新しい世界観が目の前に現れます。

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。