社長の『社外戦略担当役員(CSO)』の役割を

新入社員の給料以下で価値提供する!

キャッシュフロー経営導入支援パートナー
丸山です。

冒頭の図は

「キャッシュフロー経営」を導入されている

中小企業の会社の社長が経営目標を描いたり、

業績を社員と確認、改善する時に使う

「お金のブロックパズル」です。

ウィズコロナ禍からアフターコロナへ復活の基調!

庶民の味方、早い・安い・美味いの吉野家が
コロナ禍から復活を遂げようとしています。

同社の2023年2月期に発表した決算短信から
お金のブロックパズルで解説します。

飲食店なので、コロナで影響を受けたのは
想像に難くないですね。

コロナ禍では、全国で150店閉店のニュースと
現状をお金のブロックパズルで解説しました。

そこからの経営改善で、ここまで立ち直った
んですね。

■以前のブログ

『ココロナからの回復!速い・上手い・いい価格吉野家』
https://mirai-keieiken.com/how-recover-from-corona/

吉野家ホールディングスの決算短信には
冒頭、次の様に解説が記載されています。

実は、吉野家ホールディングスは名前の
通り、はままるも傘下に持って
いるんですね。

 

—(株)吉野家ホールディングス 23年2月期の
決算短信から抜粋—-

[吉野家]

売上高は1,137億67百万円
(前年同期比6.3%増)となりました。
増収の主な要因は、まん延防止等重点措置の解除
以降、店内飲食が回復傾向であることと外販事業
が堅調に推移したことです。

既存顧客の来店頻度向上策として、高付加価値
商品である「牛焼肉定食」「牛皿麦とろ御膳」
「月見牛とじ御膳」「牛すき鍋膳」「牛すき丼」
「ねぎ塩牛カルビ丼」を販売しました。

新規顧客の獲得やライフタイムバリュー向上策と
して、10年ぶりの復活となった「親子丼」の
販売や牛カレーのブラッシュアップを行いました

また、「呪術廻戦」とのコラボレーション、「朝
夜割」「お子様割」「牛ポ!」「肉だく半額祭」
「朝活クーポンキャンペーン」、テイクアウトの
牛丼やから揚げの割引キャンペーンなどの販売施
策を実施しました。

さらに外販事業の新商品として、7月に販売を開
始した外食初の特定保健用食品である冷凍牛丼の
具「トク牛サラシアプレミアム」は6万食を販売
しました。

加えて、顧客利便性向上の取組みとして、店内
およびテイクアウト注文タブレットの導入、
テイクアウト専用受取窓口の設置店舗拡大などの
積極的な機能強化を図るとともに、デリバリー対
応店舗は1,011店舗(前期末+58店舗)と
なりました。

また、新たな出店戦略として、テイクアウト専門
店を9店舗出店しました。

適正な経費コントロールを継続して行うと同時に
10月には主力商品の価格改定を行うなど機動的
な施策を展開しましたが、牛肉を中心とした原材
料の高騰や光熱費の上昇により、セグメント利益
は62億13百万円(前年同期比14.6%減)
となりました。

同期間の店舗数は23店舗を出店し16店舗を
閉鎖した結果、1,197店舗となりました。

——————————————–

お金のブロックパズルでコロナ禍の業績を見る

2020年度は20年3月1日から翌21年2月までです。

20年5月に初の緊急事態宣言が出て、その後も
続きます。

外食需要はめっきり減って、もろコロナ禍の
会計年度です。

本業で損失が53億円と凄まじい赤字ですね。
上記のブログにあるように、閉店も余儀なく
されました。

粗利率は飲食業で65%~70%位なので、安売り
が売りしてもちょっと低いですね。

その1年前の売上が2,162億円なので、なんと
1,089億円が消滅しています。
約半分の減少です。

急ピッチでリストラをしたのがうかがえます

 

ウィズ・コロナで回復した業績

こちらは2022年2月期の経営業績です。

売上は1,536億円と回復しています。

この期も緊急事態宣言からまん延防止等重点
措置に置き換わり、すこしづつ外食も戻って
来たのを憶えていますが、まだまだ厳しい
状況だったと思います。

売上は463億円前期より回復しています。
約30%増です。

粗利率は66%に回復し、労働分配率も前期
47%から42%に減少し、利益が出る構造と
なりました。

吉野家ホールディングスの発表にもあるように
販売価格の改定(客に納得して頂く値上げ)
や経費削減等の経営改善で見事1年で回復
しました。

アフターコロナ体制に入った? 23年3月期

直近で発表になった業績です。

22年と比較して、145億円増加しています。
ただ、粗利率は66%から64%に低下してます

これは、売上が増えると変動費も増えますが、
上段の説明にある材料の高騰が原因だと思います

固定費も増えていますが、粗利額も増えています
ので、営業利益は34億円から24億円と1億円
増加です。
(対売上高営業利益率も+0.4%)

固定費の中の労働分配率は、22年と変わらず
42%です。

人件費は増えているのに、労働分配率が同じなの
は、粗利額が増えているからです。

これは、キチンとコントロールしている証拠です

如何でしたでしょうか?

コロナ禍で20年度赤字、21年度黒字転換、
22年度黒字拡大に短期間で持って行った
吉野家ホールディングスはあっぱれ!ですね。

これは、未来経営のブログで再三書いて来た
ように、スピーディーな管理会計を導入して
「今」どうなっているか?
そして、今後どうすべきか?

を経営幹部含めて、常に討議・実行している
からです。

見事な回復だと思います。

 

今後も美味しい牛丼を提供してくださいね!
みんなの吉野家!

 

■今日の質問

あなたは社員と経営数字を共有してますか?
今後のビジョンを語っていますか?

 

お読み頂きありがとうございました。

 

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投稿者プロフィール

丸山 一樹
丸山 一樹
丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。