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キャッシュフロー経営導入支援パートナー
丸山です。
「キャッシュフロー経営」を導入されている
中小企業の会社の社長が経営目標を描いたり、
業績を社員と確認、改善する時に使う
「お金のブロックパズル」活用法をご紹介します
会社のお金の流れを
「一枚の図」で理解する
「決算書を見ても、何が何だか分からない……」
そんな社長にお薦めしたいのが、
「お金のブロックパズル」です。
お金のブロックパズルとは、売上や経費、利益、
借入金、税金、設備投資などを面積に当てはめて
「会社に入ってきたお金がどこへ行き、最終的に
いくら残るのか?」を図で理解する方法です。
数字だけを並べた決算書とは違い、会社のお金の
構造を「図」として見ることができます。

1.なぜ社長は決算書を見ても
「お金」が分からないのか?
決算書には、会社の経営状態を知るための重要な
情報がたくさん詰まっています。
しかし、社長が本当に知りたいのは、
「結局、会社にはいくらお金が残るの?」
という事ではないでしょうか。
例えば、売上1億円と聞いても、それだけでは
会社に1億円のお金が残るわけではありません。
売上から、
仕入
外注費
人件費
家賃
その他経費
税金
借入返済
設備投資
などにお金が出ていきます。
そこで重要になるのが、
「売上という大きなブロックが、
どのように分解されていくのか?」
を見ることです。
これを一目で理解しやすくしたものが、
お金のブロックパズルです。
2.お金のブロックパズルで
「売上の行き先」が見える
売上1,000万円の会社を考えてみましょう。
売上1,000万円という大きなブロックを、
粗利益 → 固定費 → 利益
という形で分解していきます。
イメージとしては、
売上 1,000万円
↓
変動費 600万円
↓
粗利益 400万円
↓
固定費 350万円
↓
利益 50万円
という構造です。
つまり、
「1,000万円売った」
という事実だけを見るのではなく、
「1,000万円の売上から、最終的に50万円
しか利益が残っていない」
という会社の構造が見えてきます。
これなら、数字が苦手な社長でも、
「売上を増やすだけではなく、
粗利益を改善しなければいけない」
と理解しやすくなります。
3.さらに重要なのは「利益=お金」
ではない事
ここからが、お金のブロックパズルを使う大きなメリットです。
利益が50万円出ているからといって、
「会社に50万円のお金が増えた」
とは限りません。
なぜなら、会社のお金は利益以外の要因でも動くからです。
例えば、
借入金を返済する
設備投資をする
税金を支払う
売掛金が増える
在庫が増える
といったことでも、会社のお金は変動します。
つまり、
「利益のブロック」と「お金のブロック」は別に
考える必要があるのです。
4.借入金は「利益」ではなく
「お金」に大きく影響する
中小企業の社長にとって、特に重要なのが
「借入金」です。
例えば、
「今年は500万円の利益が出た」
とします。
しかし、年間の借入返済額が800万円なら、
利益500万円だけでは返済できません。
この差額をどうするのか?
という問題が出てきます。
つまり社長は、
「利益が出ているか?」
だけではなく、
「利益から返済を含めて、最終的にお金が
いくら残るのか?」
を見る必要があります。
ここをブロックパズルで整理すると、会社の
お金の流れが非常に分かりやすくなります。
5.「売上を増やせば儲かる」が
間違っている事も見えてくる!?
お金のブロックパズルを使うと、
「売上を増やすことだけが経営改善ではない」
ということも分かります。
例えば、
売上を1,000万円増やしても、
そのために仕入や外注費が800万円増えるなら
増えた粗利益は200万円です。
さらに人員増強などで固定費が100万円増えれば、
実際に増える利益は100万円です。
さらに税金や運転資金の問題まで
考える必要があります。
つまり、
「売上を増やす」
という経営判断をする前に、
「その売上は、いくらの利益とキャッシュを
生み出すのか?」
を考える必要があります。
6.お金のブロックパズルは
「社長の経営判断」を変える
お金のブロックパズルの最大のメリットは、単に
決算書を理解できる様になる事ではありません。
経営判断が変わることです。
例えば、
「営業マンを1人採用したらどうなる?」
「設備を1,000万円で買ったらどうなる?」
「銀行から2,000万円借りたらどうなる?」
「売上を20%増やすには、どれだけ運転資金が
必要になる?」
「この商品は売上は大きいけれど、本当に
儲かっているのか?」
こうした問題を、
「お金のブロックを動かして考える」
事ができます。

7.ドンブリ経営の社長ほど
「見える化」が重要
ドンブリ経営になっている会社では、
「売上」
「利益」
「預金残高」
「借入金」
などの数字が、バラバラに見えてしまいます。
そのため、
「売上は増えたのに、なぜお金がないのか?」
「黒字なのに、
なぜ銀行から借りなければならないのか?」
「借入をしたのに、
なぜ資金繰りが楽にならないのか?」
という疑問が生まれます。
お金のブロックパズルは、こうした数字を
一つの図にまとめることで、
「会社のお金がどう動いているのか」
を理解しやすくします。
だからこそ、数字が苦手な社長にこそ
向いている方法なのです。
8.お金のブロックパズルから
「資金繰り」へ
ただし、お金のブロックパズルだけで資金繰りの
全てが分かるわけではありません。
ブロックパズルで、「会社のお金の構造」を
理解したら、次に、
「そのお金がいつ入って、いつ出ていくのか」
を見る必要があります。
そこで登場するのが、
「キャッシュフロー計画(実績)表」です。
つまり、
お金のブロックパズル
↓
会社のお金の構造を理解する
↓
キャッシュフロー計画表
(本業の損益とお金の流れをリンクする)
↓
これからのお金の動きを予測する
という関係になります。
この2つを組み合わせることで、
「今、会社のお金がどうなっているのか」
だけでなく、
「これから会社のお金がどうなるのか」
まで見えるようになります。
9.ドンブリ経営から脱却するなら
「数字を読む」のではなく「お金を理解する」
経営数字が苦手な社長に、
「もっと決算書を勉強してください」
と言うだけでは、なかなか解決しません。
大切なのは、
数字を覚えることではなく、数字が会社のお金と
どうつながっているのかを理解する事です。
売上が増える。
↓
粗利益が増える。
↓
固定費を支払う。
↓
利益が残る。
↓
税金を払う。
↓
借入金を返済する。
↓
設備投資をする。
↓
最終的に会社にお金が残る。
この流れが見える様になると、経営数字は
一気に身近になります。
10.社長が目指すべきは
「数字に強い社長」ではない!?
ここで一つ、大切なことがあります。
ドンブリ経営から脱却するために、
「社長が経理の専門家になる必要はありません」
という事です。
税理士や会計士のような専門知識を
身に付ける必要もありません。
社長に必要なのは、
「会社のお金が今どうなっていて、
これからどうなるのかを判断できること」
です。
そのために、
・お金のブロックパズルで会社の構造を見る
・決算書で過去の実績を見る
・キャッシュフロー計画表で未来を見る
という3つを使い分けることが重要です。
11.「ドンブリ経営」から
「見える経営」へ
ドンブリ経営では、
「たぶん大丈夫」
「何とかなるだろう」
という感覚で経営してしまいます。
一方、見える経営では、
「3か月後の預金残高は○○万円」
「この設備投資をすると資金が○○万円減る」
「この売上では利益が○○万円しか増えない」
「借入返済を考えると、年間で○○万円の
キャッシュが必要」
というように、数字を使って判断できます。
つまり、
不安を「感覚」のままにしない。
これが重要です。
お金を見える化すれば、
「何となく怖い」
という状態から、
「何が問題なのか分かる」
という状態へ変えることができます。
そして、問題が分かれば対策を打つことができます。
12.
まとめ|お金のブロックパズルで
会社のお金」を見える化しよう!
ドンブリ経営から脱却するために必要なのは、
難しい財務知識ではありません。
まずは、
会社のお金の構造を理解すること。
そのための有効な方法の一つが、
「お金のブロックパズル」
です。
お金のブロックパズルを使えば、
売上はいくらか?
いくら粗利益が残るのか?
固定費はいくらか?
利益はいくらか?
借入返済はいくらか?
会社にお金が残るのか?
といった関係を、一枚の図として
考えやすくなります。
そして、
お金のブロックパズルで「構造」を見る。
キャッシュフロー計画表で「未来」を見る。
この2つを組み合わせることで、
「ドンブリ経営」から「キャッシュフロー経営」へ
変容・進化して行く事ができます。
「数字は苦手だから……」
と諦める必要はありません。
社長に必要なのは、すべての数字を
覚えることではありません。
会社のお金の流れを理解し、
経営判断に使えるようになることです。
まずは一度、自社のお金をブロックパズルに
してみてください。
「今まで見えていなかった会社のお金の流れ」が
きっと見えてくるはずです。
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投稿者プロフィール
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丸山未来経営研究所(経産大臣認定 経営革新等認定機関) 所長 /大手自動車部品メーカーを経て独立。中小企業の社長の「ビジョン」を言語化し経営数字で裏付けするキャッシュフロー経営導入支援が専門。
社長の「社外NO2」の役割を新入社員の給料以下の報酬で意思決定に関わるキャッシュフロー経営導入支援パートナーとして活動中。
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